「治す」って難しい

10年以上の時間、人の身体を治すということに費やしてきましたが、人の身体のことが分かれば分かるほど分からなくなるということが分かりました。
なんじゃそれ。
いろんなことが分かると、治すことが難しいということや、自分が分かっていないことが沢山あるということが分かるという意味です。
自分が持つ『思い込み』もかなり、治すことの邪魔をします。
思い込みはタチが悪く、自分自身が気づくことがなかなか大変です。
さて、その思い込みについてです。


治療をしていく上で患者さんやアスリートの身体に対していろいろな評価を行います。
『痛みが出ているのはどこだろう?』
から始まり、
『どうしてそこに痛みが出るのだろう』
などです。
具体的には、筋肉テストとかMMTとか呼ばれる手技によるテストを行っています。
イメージしやすく表現すると力比べですね。
今まで、状態を知りたい箇所に対して筋肉テストをしていました。
そして、力が弱い状態を NG 、そして力がしっかり入る状態を Good としていました。
が、実はそうでもない場合があるようなのです。
今まで治療というのは、力比べをしてNG→Goodにすることと思っていました。
つまり、力比べで弱いところを探してそれを強く変化させることです。
でも、そうではなくて力比べで弱くすると言う状態を作ってあげると、身体にある症状が消える場合が出てきたのです。
この辺については、まだほとんど何も分かっていないのですが、今まで習ってきて当たり前だと思っていた知識が、実は違うケースもあるんじゃないかと思い始めています。
今のところ、どう対処していいのかよく分からないのですが、単純に習ったことや今までやってきたことを信じこんでいてはダメそうです。
ほんと、人の身体って難しい…。

この記事を書いている人

走尾 潤Body Tuning Labo K7"代表 / Body Tuner
もともとは、富士通系のコンピュータメーカーでハード設計を11年くらいした。
ある時、運動選手のケアがしたくなり、脱サラ、接骨院開業。本格的にケア事業をするために、現在の自費治療院を開設。
今では、世界に挑戦するジュニアテニス選手やプロ選手。3時間を切る、比較的早い市民マラソンランナー、ダンサーや俳優などのケアサポートを行う。