皮膚に対してアプローチする

皮膚運動学という本を見つけたので、買ってみました。 まだ、ざぁ~っとしか見てない段階ですが、ちょっと面白そうです。

皮膚運動学―機能と治療の考え方
三輪書店
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今までに治療系の本で「皮膚」を追求したものってあまりみませんでした。また、実際の治療現場でも皮膚を意識した治療をされることは殆ど無いと思います。というのも、来院される患者さんたちは自分たちの痛みに対して、「悪いのは骨ですか、スジですか?」 と言う質問を投げかけてくることは多いのですが、「悪いのは皮膚ですか?」と聞かれたことは一度もありません。いろんなところで、骨が悪いとか筋が悪いとか言われるんでしょうね。

さて。 うちでは、いらした方の身体を改善させるツールとしてキネシオテープ、マグレインやメディセルといったものを使用します。これらは、どれも体表面、皮膚の部分に刺激を入れるものです。ギューッと押したりはしません。

感覚的に、『カラダの深いところにトラブルがあったらそこまで力を届かせなきゃいけない。だから強いマッサージじゃなきゃ効かない。』 と思っている方は多いと思います。でも、それは思い込みの場合がかなり多いです。

一つひとつの施術について確認作業(テスト)をしていくと、体表面(皮膚)への刺激で効果が上がらないことは殆どないです。大抵はそれだけで済みます。

体表面へのアプローチはかなり効率的と思っているところに前出の本が出てきたました。 内容的にも皮膚の動き具合を見たり、治療として皮膚を引っ張ってテープで止めたりと、体表面を狙うテーピングでの治療家には参考になる部分が多いです。

もちろん、それだけでいいと思っているわけではないし、僕自身は皮膚をテープで止めることは、かぶれのことや他の処置法を思いつく以上、多少否定的です。 でも、発想というか着眼点についてはとても共感できます。 この本は専門書に入ると思います。治療をされている方へは、ちょっとだけお勧めです。 (一般の方は読んでもつまらないかも。でも読めたら読むといいと思いますよ)

この記事を書いている人

走尾 潤Body Tuning Labo K7"代表 / Body Tuner
もともとは、富士通系のコンピュータメーカーでハード設計を11年くらいした。
ある時、運動選手のケアがしたくなり、脱サラ、接骨院開業。本格的にケア事業をするために、現在の自費治療院を開設。
今では、世界に挑戦するジュニアテニス選手やプロ選手。3時間を切る、比較的早い市民マラソンランナー、ダンサーや俳優などのケアサポートを行う。