K7"のアスリートのための役割分担

ケーセブンでは、アスリートのボディメンテナンスを中心業務としていますが、実際にはボディメンテナンスってどういう位置づけでどういう意味があるのかを明確にしてみます。

昨日も、明日からの全日本選手権に臨むプロアスリートのメンテナンスをして送り出しました。それは一体なにをして、どういう意味なのか、その辺のお話です。

アスリートに必要なこと

アスリートが日常的に練習をし、そして試合に臨み勝ち進むには、どんなことが必要になるのかを考えてみます。

まずは、以下の図を御覧ください。

アスリートが試合で勝っていくということを考えた場合、生まれ持った身体、(人として)成長してきた環境、筋肉のつき具合、技術の熟練度、戦い方、などなどの要素があります。この中でK7″が担当している部分は、下から二段目の「人の機能としてちゃんと動く」という部分です。

ここの部分に関しては、ピンと来ない方が多いと思います。日常的にいろいろな方とお話をしてみても、この部分の存在に気づいていない方が多いです。

人は生まれながらにしてある程度の身体の特徴を持っています。背が高いとか、筋肉がつきやすいとか、持久力があるとかないとかのタイプだったり。それ自体は、アスリート個々の努力ではどうにもならないものがあります。

そこで、自分の身体の特性にあった競技に関わっていきます。多少の例外はあるにせよ、背の低い選手はバレーボールやバスケットボールなどでは高い人に比べて不利です。小さくて動きが早い方などは、体重別の競技だったり、軽さや小ささが有利になる競技に向きます。

では、競技種目が決まると、勝つために筋トレをして身体を強くします。そして技を磨き、どんな戦い方をしようかと考えます。

この流れから言えば、「人の機能としてちゃんと動く」なんてことは表現されません。だからみんな知らない。

「人の機能としてちゃんと動く」ことの事例

ちょっと実例です。YouTubeで見つけた映像。ランニングフォームの解説をしているものです。

 

この映像を見ると、脚を上げるときの意識方法を解説しています。これはこれで多分とても大切なことでしょう。上の図で言えば、上から2段目の「技術」の部分。

ところが、この映像を良~く見ると、右脚と左脚の上がり具合が違います。右脚はスムースに上がっていますが、左脚は一気に上がってしまう感じ。うまく制御されていないように見えます。

動きはたくさんの筋肉が働きあうことによって作られています。しかし、一部の筋肉の働きが悪いと全体の動きがギクシャクし、パフォーマンスも出ていないということです。また、ギクシャクしていると、そこに勢い的な力が生まれ、関節や筋肉に余計な力を加え、故障にもつながります。

そこでK7″では、こういったことが起こらないように、身体全体の動き具合を最適なものにしていく、「人の機能としてちゃんと動く」ことを目的とした施術を提供しています。

実際にはどんなことをしているのか。

アスリートに、普段より身体について気になりやすいことを聞きます。すると、たいていは何かしらの問題を訴えてきます。そこで、全体の動きをまず調整した上で、問題となっている動きを再現してもらいます。すると、そこにまた動きの悪い、部分的に筋肉がちゃんと動いていない様子が見えてくるので、そこも調整していきます。

その結果頂く感想は、

  • 身体が軽くなる
  • 身体が意識をしなくても欲しい動きをしてくれるようになる
  • 立っているだけでも安定して楽な感じがする

というようなものが多いです。

うまく動けないから、まず練習。力の出方に左右差があるから弱い方だけまず筋トレ。今まではそうだったかもしれませんが、これからはまず自分の身体がちゃんと動いているのかどうかを疑ってみるのも、競技力向上に役立つことと思います。

この記事を書いている人

走尾 潤Body Tuning Labo K7"代表 / Body Tuner
もともとは、富士通系のコンピュータメーカーでハード設計を11年くらいした。
ある時、運動選手のケアがしたくなり、脱サラ、接骨院開業。本格的にケア事業をするために、現在の自費治療院を開設。
今では、世界に挑戦するジュニアテニス選手やプロ選手。3時間を切る、比較的早い市民マラソンランナー、ダンサーや俳優などのケアサポートを行う。