「鍼」 vs 「動き」の勉強会をやってみました

この前の日曜日、自分の治療院で勉強会を開きました。

この勉強会は、よくある「講師が受講生に何かを教える」というタイプのものではありません。施術的に違った視点の先生をお呼びして、「同じ患者さんに全く違った視点でアプローチをしたらどうなるのか、そこから何かが学べるのではないか」がテーマです。

僕は普段アスリートの方々を中心に施術をしてます。怪我や痛みを治すんだというよりも、いかに身体が壊れずに効率良く動くかを追求するタイプ。実際には、『怪我や痛みを治すこと=身体が壊れずに効率良く動く』ではあります。

で、お呼びしたのは、長野式という流派(?)の鍼の先生。

僕が普段みているのは、「動き」という物体が時間とともに場所を変えていくもので、目で見ることが出来るもの。ところが、鍼の先生は、臓器の働き具合とか免疫力の状態とか、目に見えないものが対象です。もう、ぜんぜん違う世界。

施術をする側からすると全く違う世界なのですが、患者さん側は「普通じゃない状態に困っているので治してね」、としか思っていません。やり方は違えど、ちゃんと対応しなければいけません。

実際に蓋を開けてみると…、結局一生懸命やっている人たちは、同じようなことをやっていました。それは、

何が悪いかを見つける→施術する→効果の確認をする

というサイクルを繰り返します。
僕の場合は、反射テストというので悪いところを探し、施術後にまた反射テストで確認。鍼の先生の場合は、脉(脈)をみて鍼を刺しまた脉をみて確認、なんですね。施術後の効果を確認するって、やってない先生方は多い気がします。

見方が違うだけで、やり方は実は一緒ということです。

結果としては、どちらも改善する部分もあるし、変化しない部分もあって、施術的にはまだまだ穴がありそうだということ。ある程度施術方法によって得手不得手があるので仕方ないのですが、患者さん側から見ればそんなことは関係ないです。

こういった勉強会で、全く違う視点から同じ結果が出せるようになってくることで、ある程度施術品質が見えてくるようになりそうです。これからも時々やっていきたい。

最後に参考までに、この勉強会で僕が施術してみた方のBefore/Afterです。趣味程度にゴルフをする方のフォーム改善をしてみました。患者さんは、フォームについてのなんの指示も受けていません。ただ施術を受けただけ。

動きを見慣れないとわかることは少ないと思いますが、少なくともスイングのスピードが上がることはわかると思います。腕が一番上がるところにタイミングを合わせて比較してみました。

この記事を書いている人

走尾 潤Body Tuning Labo K7"代表 / Body Tuner
もともとは、富士通系のコンピュータメーカーでハード設計を11年くらいした。
ある時、運動選手のケアがしたくなり、脱サラ、接骨院開業。本格的にケア事業をするために、現在の自費治療院を開設。
今では、世界に挑戦するジュニアテニス選手やプロ選手。3時間を切る、比較的早い市民マラソンランナー、ダンサーや俳優などのケアサポートを行う。