テーピングの際のテープの種類と使い分け

先日、Fテニスさんでジュニアテニスプレイヤー向けにアスレティックテープの巻き方講座をやりました。テーピングの基本的な話をしましたので、紹介します。

足首へのテーピング

参加選手たちには復習になると思いますので、ざっと思い出してみてください。そして記憶を定着させましょう!

この記事では、この前の講座で話した内容を紹介していきますので、世の中のすべてのテープを取り上げてはいません。代表的なテープの話で、最低限の内容になっています。

テープの種類

今回の講座は、アスレティックテープとかホワイトテープとかコットンテープと呼ばれるテープの使い方です。テーピングテープには、だいたい以下の様な種類があります。

  • 伸び縮みしないテープ
    • アスレティックテープ
    • 38mmが標準
    • 指には13mmや25mmを使う
  • 伸び縮みするテープ
    •  キネシオテープ
      • 裏に台紙が付いている
      • 厚みが薄くて伸び縮み度が大きく、固定には向かない
    • 固定に使うテープ
      • 裏に台紙が付いている(ないものもある)
      • 比較的厚みがあり、伸び縮み度が小さい
      • キネシオテープとは似ているけど、同じようには使えない(でも、同じように使う先生もいる…)

キネシオテープ固定用の柔らかいテープ

テープは用途によって使い分けると効率的

テーピングには、「絶対にこうしなきゃいけない」というルールはありません。実際に、医療機関とかにいくと松葉杖のクッション部分に巻いていたりします。あと、ポスターを臨時的に貼っていたりも。

昔のテレビ番組で、蚊に食われたらテーピングテープを貼ると痒みが止まるというのがありました。僕も試してみましたが、本当でした。

目的別、テープの使い分け基本

自由に使っていいとはいえ、ある程度の指針はあります。

  • 固定したい
    • 固定をするには、テープが大きく伸び縮みをしては都合が悪いです。そのため、伸び縮みのない、アスレティックテープや伸び縮み度が小さいテープを使います。
    • 伸び縮み度が小さいテープは固定をした時に柔らかい感じがします。
  • 動きを良くしたい
    • キネシオテープ。テーピングが生まれた当初にはなかった発想のテープです。
アスレティックテープの基本的な考え方

固定目的で使います。ここより伸ばしたら痛い、ここより曲げたら痛い、というようなときに動く幅(可動域)を制限して痛みが出ないようにします。

固定したい箇所の上下にアンカー(土台)を巻きます。そして、動きを制限したい方向に一本、少し角度を変えてX字状に二本貼ります。

固定力を強くしたい時には、巻数を増やします。二重よりも三重、三重よりも四重の方が固定力を強くできます。

巻く場所によって、引っ張り方を強くしたり、引っ張らなかったりします。場所によっては引っ張り過ぎると血行不良を起こすので、引っ張り過ぎには注意が必要です。特に指には注意が必要です。

基本的な貼り方はありますが、わからなくなってしまったらぐるぐる巻きでもそれなりに目的達成できます。

アスレティックテープの取り扱い注意点

言い出せばたくさんあると思いますが、一つだけ。

保存の時には、立てた状態でなく横に置いた状態にしてください。立ててしまうと、机とか床とかと接している部分が重力で潰れてきます。すると、巻くときに引き出す操作がスムースでなくなってしまいます。

アスレティックテープの置き方

最後に

テーピングは技能です。たくさん巻いた人が巻いた分だけ上手になります。本を読むだけとか、一度だけセミナーを受けるだけではうまくなれません。

なので、最初は下手でも、とにかく「巻く」ということをしていくと、段々と上達します。スポーツをしていれば、少なからず巻かなきゃいけない場面に遭遇すると思います。なので、ちょっとしたときに巻いて技術を高めておくと、いざというときに役立つと思います。


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この記事を書いている人

走尾 潤Body Tuning Labo K7"代表 / Body Tuner
もともとは、富士通系のコンピュータメーカーでハード設計を11年くらいした。
ある時、運動選手のケアがしたくなり、脱サラ、接骨院開業。本格的にケア事業をするために、現在の自費治療院を開設。
今では、世界に挑戦するジュニアテニス選手やプロ選手。3時間を切る、比較的早い市民マラソンランナー、ダンサーや俳優などのケアサポートを行う。