アスリート向けセルフケアとは何ぞやという講演をしてきました。

最近、K7″のセルフケア担当があちこちに出かけていってお話しさせていただく機会が増えてきました。管理栄養士&キネシオテーピングトレーナーという、身体を内側と外側の両面から話ができる数少ない専門家というのがいいのかもしれません。

で、3月5日の日曜日に千葉県我孫子市でセルフケアについての講演会をしてきました。

対象は、千葉県のランナー集団「ウイングアスリートクラブ」の選手40名強です。このクラブは、数あるランニングクラブでも割と速い選手が多いクラブだそうです。webサイトがあるので見てみると、フルマラソンを3時間切って走る方が何人もいます。世の中的には数%らしいので、多いですね。走るということに対して、とても真剣な人が多いんだと思います。

ウイングアスリートクラブ講演会

そんな真剣なランナーの方々に何を話したのかといえば、「アスリートのセルフケアとは何ぞや」という話。

多くのスポーツをする方が勘違いしているかもしれませんが、セルフケアは治療ではありません。「故障をしたからセルフケアで治す」というのはちょっと違って、「普段のセルフケアで少しでも故障のリスクを下げる」と考えるほうが正解に近いです。だから日常的に続けてほしく、苦なく長く続けられることが大切です。

さらに、まゆつばじゃないことがいいです。

世の中には、第三者から見ると「なんでそんなことしているの?」というものが多いです。ちなにみ、K7″で提案しているものは「テーピングを使うセルフケア」で公のコンテストでも入選したものです。

具体的に質問をされて話題になったのが、OS1とカステラと甘草を使った漢方の攣り止め。OS1はがぶがぶ飲むものではないし、カステラはどうしてカステラなのかよくわからないし、痙攣防止の薬とかは全身に影響することを知っているのかなぁ…、とか。誰かの誤った思い込みが広がったぽい話が世の中にはたくさんある、そんな事例です。

講演をした感想としては、「ものすごく真剣に話を聞いてくれた」です。あちこちで話をする機会があっても、なかなかそこまでの真剣さを感じることは少ないです。かなりマジなんだろうなぁと。ただ、そういう真剣さがあり、実際に速いランナーたちなのに、本質的なことの知識がもう少しあるといいかもです。雑誌や口コミ的な情報が蔓延しているなぁという感じ。自分の商品を売りたい人たちが一生懸命頑張っているので、それもしょうがないとは思いますけど、すごい威力です。

こういった講演をすると、それぞれの競技特性を感じます。

ランナーは自分自身の身体のみが武器であり道具で、自分の身体に対する意識の高さは、すべての競技の中でもトップクラスです。チーム競技などでは、チームとしての戦術が大切になってくるので、相対的に個々の身体への意識は下がります。そういったいろいろな競技特性を含めて考えても、栄養を含め、毎日毎日安定した質の高い生活をしていくことがアスリートには大切です。

試合前だから特別に何かをするとか考えるよりも、日常的にいい状態を作ることを優先すべきです。逆に、何かしら調子が悪いなと思ったら、とにかく戻すことを最優先することが大切です。

そういう地味で毎日のちょっとしたことが最終的に大きな違いを生んでいくと考えていますので、よくアスリートに聞かれる「試合前にどうしたらいいんでしょうか?」は、「毎日のことができてから考える」で充分です。

というあたりが、セルフケアとは何ぞやということです。特別じゃなくって、地味であんまりおもしろくないんですけど、そういうことです。

そして、壊れてしまったらK7”へ、という流れが嬉しいです!

この記事を書いている人

走尾 潤Body Tuning Labo K7"代表 / Body Tuner
もともとは、富士通系のコンピュータメーカーでハード設計を11年くらいした。
ある時、運動選手のケアがしたくなり、脱サラ、接骨院開業。本格的にケア事業をするために、現在の自費治療院を開設。
今では、世界に挑戦するジュニアテニス選手やプロ選手。3時間を切る、比較的早い市民マラソンランナー、ダンサーや俳優などのケアサポートを行う。