動きの基本

スポーツトレーナーとして、現場に出るとき。治療院で、患者さんを診るとき。重要視してみていることに「動き」があります。 (特にスポーツ現場です)

それは、重心の位置とそのコントロール性。

重心は、教科書的には下腹部にあります。へそのちょっと下です。運動をするとき、ここが動き出しの場所や、動きの中心点になっていると、身体は非常に効率よく動きます。重心って、とっても大雑把に言うと、その物体の中で一番重たいところ。だから、そこから動き出したり中心になっていないと、動きにブレが出ます。ブレが出ると、それを抑えようと余計な動きや力を使う必要が生じます。動きの精度は悪くなるし、疲れる。いいことないんです。

以前、フィギャースケートのトップ選手がオリンピックを直前に調子を崩していました。よく転んでいたんですね。みてると、ジャンプして回転するときの中心点というかポイントが重心点より10cm位高いところにありました。だから、ジャンプして回ったときに身体が多少斜めに回転してしまう。だから、着地が安定しない。というのが見えました。

違う話では、オートバイのモトクロス。世界のトップ選手のレースをテレビで見ていたのですが、速い選手達の中でも上位3人くらいは、重心点でバイクを抑えている。身体の一番重みのあるところでバイクを押さえるので、後輪がしっかりと地面をつかんでいる感じでした。後ろのほうの選手達は、バイクを抑えきれず、ホイールスピンがかなり多く出ています。

最近いらした、カヤックの選手にビデオを見る機会を いただきました。映っているのは皆トップレベルの選手達ですが、くるっと 回るとき、回転軸と重心点がずれると、「バッタン」って 感じで回ってしまいます。なので、どんなものでも、動きの中心点と重心点を一致させることが重要なんだなぁと、いつも意識しています。

ただ、世の中すごい人(ダンス系の人)もいて、きれいにみせるために、わざと動きの中心点を移動させることが出来る人がいます。 これは見たときに感動しました。

運動的に基本はまず、腹から動き出す。日本語では腹を据えてっていいますよね。(←素晴らしい!)

この記事を書いている人

走尾 潤Body Tuning Labo K7"代表 / Body Tuner
もともとは、富士通系のコンピュータメーカーでハード設計を11年くらいした。
ある時、運動選手のケアがしたくなり、脱サラ、接骨院開業。本格的にケア事業をするために、現在の自費治療院を開設。
今では、世界に挑戦するジュニアテニス選手やプロ選手。3時間を切る、比較的早い市民マラソンランナー、ダンサーや俳優などのケアサポートを行う。