皮膚のツレ

キネシオテーピング協会の関東支部会で、
臨床発表があり、他の先生の話で思いついたことがあったので、
紹介します。
特に新しい話ではないのですが、「皮膚のツレ」の話です。
身体は全身が皮膚で覆われています。
身体の動き具合を考えるときに、整形外科などの教科書では
皮膚の動きの話はあまり出ないのですが、実際には非常に
大きく影響をします。


そこでその皮膚のツレです。
それは何かと言うと、皮膚の動きの悪いところのことを
言っています。
例えば、どこでもいいので身体の一点を軽く抑えて
左右に揺さぶると皮膚は動きますよね。
その動く方向によって動きにくい方向があると、
ツレているという表現をします。
で、ツレがあると、それが身体の動きに影響をして
痛みを生んだり可動域制限を作ったりします。
なので、細かくツレを見つけテーピングをすることで
解消できるので、細かいところまで良く見ましょう
という話だったのですが、次の日にふと思いついたことが
あります。
「ツレがあると動きが制限される」
と言うことは、それは皮膚を直接良く見なくても、
全体的な動きの中にそれを見出すことができるはずだと。
実際に、身体の動きを見るときに、
「重み」
を感じ取ることがあります。
例えば、腕を挙げると肩が痛いという患者さんが来た
場合、出きる範囲で痛みの再現をしてもらうことが
あります。
そうした時に、例えば肘より先に重みや違和感を感じる
ことがあります。
これは直接肌を見ていても、服を着て見えていなくても
同じです。(身体の裏側に感じることもあります)
そこに筋肉ではなく皮膚を動くようにテーピングをすると
劇的な効果を出すことがあります。
これって、実は皮膚のツレがあるのではないかと思います。
こういう場所は、どの筋肉テストをしていいのか
よく分からない場合があります。
特定の方向に動きが重いのですが、そこに直接影響する
筋肉がなかったりするからです。
そんな時には、動きの重い方向に対してテーピングをすると
改善します。
この辺は、まだ思いついたばかりで自分の中で完全に
咀嚼し切れていないのでよく分からないのですが、
これから、意識をしながら身体をみていきたいと思います。
ただ、これって単純にスキルだから、もしそうだったとしても
人には伝えにくいですね…。

この記事を書いている人

走尾 潤Body Tuning Labo K7"代表 / Body Tuner
もともとは、富士通系のコンピュータメーカーでハード設計を11年くらいした。
ある時、運動選手のケアがしたくなり、脱サラ、接骨院開業。本格的にケア事業をするために、現在の自費治療院を開設。
今では、世界に挑戦するジュニアテニス選手やプロ選手。3時間を切る、比較的早い市民マラソンランナー、ダンサーや俳優などのケアサポートを行う。