関節の仕組みと筋肉の裏と表のはなし

いろんなものに、「表」と「裏」があります。 そんなことは、皆さんご存知だと思います。 表裏一体なんて言葉もあります。 人の「筋肉」にも表と裏があります。 今日は、そんなお話です。

人の身体は、沢山の「」でそのベースができています。 そして骨と骨の接続部分が「関節」です。 で、その関節を曲げたり伸ばすことで、 「運動」になります。 さて、ここで「筋肉」ですが、 この筋肉は自らは「縮む」ことしかできません。 自ら「伸びる」ことはできないのです。 自ら出来るのは、「縮む」ことと「緩む」ことだけです

関節のしくみある関節を考えたときに、その関節の「表」と「裏」に筋肉があります。  関節を曲げるときには「表」の筋肉が「縮み」、「裏」の筋肉が「緩む」ということが起きます。 関節を伸ばすときには、逆です。

さらに正確に言うと、「裏」の筋肉は 完全に「緩む」状態ではなくて、ほんのちょっとだけ働いています。 「表」の筋肉が行き過ぎた働きをしないように調整をする役目です。 暴れっ子が行き過ぎないようにするお目付け役のような役割ですね。 もちろん、裏の筋肉がでしゃばり過ぎてもいけません。 表と裏とがけんかをして、見かけ上力が発揮できないように見えます。

ここまでの話は関節個々の話でしたが、実は身体全体でも、同じ考え方ができます。 例えば、身体を捻るとき。 身体を捻るいくつかの筋肉が協力して身体を捻ろうとし、また裏側の筋肉群がお目付け役として働きます。

このことは、一般の方はあまり知りませんが、 治療をする人にとってはとっても大切なことです。 この考え方を上手に治療に取り入れることにより、いろいろな症状を取り去ることができるようになります。

先ほど、「身体全体でも…」と書きましたが、痛いところだけを部分的に治療するということは、この身体全体の働きをみていないということになります。 (だから、本当はもっと改善する可能性があるはずです。)

次回は、この身体全体の働きを改善することによって 症状が改善した例を書いてみたいと思います。

この記事を書いている人

走尾 潤Body Tuning Labo K7"代表 / Body Tuner
もともとは、富士通系のコンピュータメーカーでハード設計を11年くらいした。
ある時、運動選手のケアがしたくなり、脱サラ、接骨院開業。本格的にケア事業をするために、現在の自費治療院を開設。
今では、世界に挑戦するジュニアテニス選手やプロ選手。3時間を切る、比較的早い市民マラソンランナー、ダンサーや俳優などのケアサポートを行う。