パワーラインという考え方(前編)

普段、スポーツ選手や患者さんをみるときに特に意識しているもの、考え方を紹介します。

スポーツ選手は、身体を「動かして」います。 当たり前ですが、身体を動かすものは「筋肉」です。身体の中にある「筋肉」を縮ませることにより、関節の動きが出て、そして身体全体の動きになります。

それでは、身体が動くとき一体どの筋肉を使っているのでしょうか?何らかのスポーツで(もちろん日常生活でも同じ)、運動が起きるときどんな筋肉を、どんなタイミングで、どのくらいの力で動かしているのか。これは、人により少しずつ違うのです。フォームの違いは、まさにこの違いなのです。

僕が全体の動き(フォーム)をみるときに、特に重要視しているのが、力の伝わり方です。どんなフォームであっても、効果的に力が伝わればOKで、格好が良くても悪くてもいいのです。ゴルフで言えば、インパクトの瞬間にボールにいかに自分の身体の力が伝わるか。野球でピッチャーで言えば、ボールリリースの瞬間にボールにいかに自分の身体の力が伝わるか。

極論を言えば、どんなフォームでもインパクトの瞬間やリリースの瞬間に最も力が伝われば、どんなに変なフォームでもOKなのです。それがその人にとって、最高のフォームということになります。

ゴルフで言えば、立った状態からテークバックをして、スイングに入り、インパクト。そしてフォロースルー。 テークバックに入るときに、どの筋肉をどれだけ動かすか、テークバックからスイングに切り替えるときにはどうするか。スイングでは、どう筋肉を働かせていくか。 これを細かく見ていきます。

教科書的には、「○○筋を使って、その後に××筋が…」となるのですが、そうではなくて、例えば、太ももの外側を力が抜けるのか、真ん中を抜けるのか、内側を抜けるのか、そんな力の通り道を重視しているのです。そして、この力の通り道を自分で 「パワーライン」と呼んでいます。(自分で勝手に呼んでいるだけです) 少し長くなりましたので、次回事例とともにもう少し詳しく書いてみたいと思います。

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この記事を書いている人

走尾 潤Body Tuning Labo K7"代表 / Body Tuner
もともとは、富士通系のコンピュータメーカーでハード設計を11年くらいした。
ある時、運動選手のケアがしたくなり、脱サラ、接骨院開業。本格的にケア事業をするために、現在の自費治療院を開設。
今では、世界に挑戦するジュニアテニス選手やプロ選手。3時間を切る、比較的早い市民マラソンランナー、ダンサーや俳優などのケアサポートを行う。