パワーラインという考え方(補足)

前回の「パワーラインという考え方(後編)」で、読んでいただいている方より以下のようなコメントをいただきました。(ありがとうございました。)「解剖理論的には屈筋は内側上顆へ向けて運動するものと考えがちです。」これについて、ちょっとだけ僕が考えていることを補足したいと思います。

元の記事でも書きましたが、

身体のある運動は、たった一つの筋肉によって作られて いるのではなくて、関係する沢山の筋肉の働きの総和で作られている。

のだと僕は考えています。なので、指を曲げていく筋肉は腕に対して多少斜めに傾いてはいるのですが、運動としては腕の軸方向にしていくのだと。 少し考えてみれば、当たり前だと思うのですが、「骨」が力の伝達経路の中心にないといけないと考えます。

つまり、運動のベクトルと、骨の軸方向が一致していることがとても大切になる。それを実現するために、沢山の筋肉が同時に働く。この状態から外れると、障害が起こります。この状態から外れると言うことは、骨には常にたわませる力が加わることになるためです。

今回は、手の例をお見せしましたが、身体の中どこでも同じように考えることが出来ます。

例えば脚。脚では、パワーラインと骨の軸を合わせることがとても大切です。これがずれると、膝が横方向にスライドしたり、膝下の骨にたわみが生じ、障害が起きます。腓骨の疲労骨折やシンスプリントは、自分自身の体重が脛骨の軸にぴったりと重なれば起きにくいし、ぴったりあわせる治療でなければ意味がないということにもなります。

ということは、動きを評価しない治療方法では、なかなか治らないし、治ったとしても再開したら再発という道筋をたどることになりますね。

補足のつもりでしたが、ちょっと難しかったでしょうか?

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この記事を書いている人

走尾 潤Body Tuning Labo K7"代表 / Body Tuner
もともとは、富士通系のコンピュータメーカーでハード設計を11年くらいした。
ある時、運動選手のケアがしたくなり、脱サラ、接骨院開業。本格的にケア事業をするために、現在の自費治療院を開設。
今では、世界に挑戦するジュニアテニス選手やプロ選手。3時間を切る、比較的早い市民マラソンランナー、ダンサーや俳優などのケアサポートを行う。