喘息発作にできること

喘息で困っている人は世の中に五万といるはず。そんな人たちのために、医師ではない、薬の使えない私たちで何かできることはないでしょうか。

学生の時に一般臨床の授業で、
「もし夜寝ているときに喘息発作を起こした人がいたら、熱いお湯を飲ませなさい。交感神経を刺激するから喘息発作は収まるよ。」
と教えられました。

これが本当に効果があるかどうかは確かめていませんが、本当だとすれば、こういったことなら薬は使わないので誰にでもできそうです。

ただ、更にもう一歩進んで僕たちでできることはないでしょうか?

実は、僕自身が多少の喘息持ちで、いつも気管支拡張剤を持ち歩いています。まっ、実際に使うことは年に何度もないけど。

あと、身内に、たまに軽い発作を起こす者がいます。なので、多少なりとも楽にできたらと常々思っていました。

で、先日その身内が軽い発作を起こしました。喘鳴とともに、胸で大きく息をしています。そこで何かできないかと考えを巡らせてみました。

喘息発作が起きると、呼吸が苦しくなります。横にすらなれないケースもあります。あばら骨を触ってみると、胸(胸郭)がパンパンになっている感じ。確かにうまく呼吸ができないでしょう。

で、呼吸と言えば、横隔膜をはじめとする呼吸筋。とくに横隔膜の動き具合は重要で、胸郭がパンパンな感じからもそこをコントロールできたら楽になるのではないかと想像できます。
横隔膜は解剖学上大腰筋と接しているので、その不具合は大腰筋に現れることがあります。そこでテスト。

大腰筋の反射具合をできる限りの最大呼気時と最大吸気時で確認します。すると左右、吸気・呼気どの場合でも大腰筋の反応が悪かったです(ちゃんと動いていない)。

なので、これを改善するように最大呼気と最大吸気状態で刺激しました。(個人的には銀粒を使います。鍼でもテープでも温熱でも光線でもその人の技術に合わせれば多分OK。)これを左右両方にやります。

結果的には、左右とも息を吸った状態でも吐いた状態でも大腰筋にはほぼ力が入らないような状態だったのが、ちゃんと入るようになりました。すると、呼吸はかなり楽になるとのことで、喘鳴も聞こえない感じになりました。(理由は分かりません)

喘息自体は、気管支が異常収縮を起こすことによって呼吸が苦しくなると言う症状に発展していくのだと思います。で、その呼吸自体をある意味無理矢理しやすくすることは、身体系の治療家にはできる可能性があって、お医者さんへみせるまでの繋ぎくらいにはなりそうです。

あまり内科系のトラブルに手を出すのはよくないけど、いざというときに多少なりとも楽にできそうなのであれば、トライをしてみる価値はありそうです。

この記事を書いている人

走尾 潤Body Tuning Labo K7"代表 / Body Tuner
もともとは、富士通系のコンピュータメーカーでハード設計を11年くらいした。
ある時、運動選手のケアがしたくなり、脱サラ、接骨院開業。本格的にケア事業をするために、現在の自費治療院を開設。
今では、世界に挑戦するジュニアテニス選手やプロ選手。3時間を切る、比較的早い市民マラソンランナー、ダンサーや俳優などのケアサポートを行う。