○○が効くとか効かないとか、ちょっと違うかも

以前よりよく聞くことに、

「○○はよく効く、××は効かない」

というような話があります。

例えば、テープが効くとか鍼が効くとかお灸が効くとか電気治療が効くとか、その逆にそれらが効かないなどです。

このテーマについて、治療をする側の思うところをお話しておきたいと思います。

治療においていろんなアイテムがありますが、どんなものでも単に身体に刺激を与えるだけです。アイテムによって刺激の場所や強弱や質が変わりますが、身体はそういった刺激に対して何らかの反応をするだけです。

刺激 → 反応

たったこれだけのことです。

で、患者さんの訴える症状をうまく回避できるような反応を引き出す刺激を入れられれば治療としては成功だし、うまく回避できないどころか違う症状を引き出してしまえば副作用とか言われるわけです。

ということは、刺激の場所や強さや質を丁寧に選ばないといけないわけで、これができればよく効くし、できなければ効かないということになります。

つまり、その刺激の選択が全ての肝になるわけで、そこは「治療をする側の技術そのもの」です。もちろん、治療家自体に得意なアイテムがあるので、刺激量とか場所とかで良い反応を引き出そうと色々工夫をするんですね。

では、どうして効くとか効かないとか言われるのでしょうか。

ある治療家が治療をした時にその患者さんが非常に効果があったと感じたとします。すると、その患者さんが治療家の技術を評価するよりも、治療家が使ったアイテムを評価するということが起きているようです。

まっ、一般の方には治療家の技術というものは目に見えませんが、使っている道具は目に見えているのでそういうことが起きても仕方ないでしょう。

あとは効く効かないを評価する要因に「刺激感」というのもあるかもしれません。治療をする側がやさしい刺激が必要だと思っても、受ける側が強い刺激を欲しがっていた場合には、それだけで「効かない」と評価をされる場合も多々あるように思います。

ふつー、一般の方々はこういったことを知りません。だから、お友達とかテレビの解説者とかが「あれはいいんだよ~」と言っていたりすると、それにひきつけられる傾向があります。これはこれでしょうがないとは思いますが…。

ただ、そういった場合には、治療をしているつもりでも実はほとんどしてないに等しいこともあるかもしれなくて、そうだったら勿体ないです。 効かない時には…、治療者の技術に問題があるのかもしれません。

この記事を書いている人

走尾 潤Body Tuning Labo K7"代表 / Body Tuner
もともとは、富士通系のコンピュータメーカーでハード設計を11年くらいした。
ある時、運動選手のケアがしたくなり、脱サラ、接骨院開業。本格的にケア事業をするために、現在の自費治療院を開設。
今では、世界に挑戦するジュニアテニス選手やプロ選手。3時間を切る、比較的早い市民マラソンランナー、ダンサーや俳優などのケアサポートを行う。