自費治療院へ移行して色々考え直してみる (2/3)

西洋医学

怪我的なもので言えば、レントゲンやMRIなどで壊れているかどうか検査をする。そして壊れていれば、オペで修復をする(自己修復を待つ場合もある)。内科疾患的なものだと、血液検査などで体内の成分を分析評価する。

これはどういうことかというと、トラブル時の検査・治療対象が「物質」であるということ。「骨」は折れていないか、「靭帯」は伸びているかいないか、「血管」は切れていないか、「腫瘍」は変な物質を垂れ流していないか、血液中に「炎症物質」は増加していないか、などなど物質を対象にしている。

僕的な解釈としては、身体を構成している物質、ハードウェアの部分に対する治療と言える。トラブルが起きている原因として壊れた物を見つけて取り外したり自己修復するのを待つという感じ。
精神科などでも、脳内の物質を調査して投薬するなど、物質観察に比重が重い。

内科疾患への投薬も、「◯◯が少ない」から「◯◯を入れよう」という物質的な意味合いが強い。

トラブルの原因として「物」を観察し、それを元(標準)に戻すのが基本的な考え方なので、治療効果的には「今」を最適化する治療と言えそうだ。テレビドラマなどでも「オペは成功しました」という台詞を見かけるが、今起きていることに今オペをしてそのオペがうまく行けば「オペは成功しました」なのだろう。

【観察対象】
身体を構成する物質
【治療対象】
異常を示している物質
【効果時期】

東洋医学と西洋医学を改めて考えてみると

東洋医学と西洋医学を改めて考えてみて、今現在問題になっていることの意味がおぼろげながらも見えてきた。

よく身体に痛みを持っている人が、「レントゲンでは異常がないと言われたけど痛いんだ」と言う主張をすると聞く。だから「整形外科で診察をしてもらって接骨院で揉んでもらうんだ」という流れだ。

腰痛などでは、疲労性の痛みが多いと言われる。疲労性ということは、患部に負担が集中して疲労状態となり痛みが出るということ。ということは、「患部に負担が集中してしまう」という身体をコントロールする部分に原因があると言えそうだ。ということは、ソフトウェア的な評価と施術が必要といえよう。それを物質的な評価、レントゲンで身体をみるということではうまくいかない。

レントゲンで物質的な評価をすることも必要なことではあるが、それで分からないからおしまいということではなく、ソフトウェア的な評価をすべきだ。結果には原因が必ずある。

逆に、「骨折をしている」と言う時には、まずは物質的な整復操作が必要ということになる。これを東洋医学的に鍼を打って細胞代謝を活性化させることもその後には必要かもしれないが、まずは整復操作だ。足首の捻挫などでも、循環よくして回復力を高めるという発想もありだが、まず物理的な安定を作るべきといえるだろう。

つまり、東洋医学と西洋医学では視点が違うし、治療対象も違ってくるので、どちらがいいとか悪いとか、どちらが効くとか効かないとかではなく、どちらも状況に応じて使うのがベストだ。そのために、トラブルの本質を理解する必要がある。

(3/3)へ続く

この記事を書いている人

走尾 潤Body Tuning Labo K7"代表 / Body Tuner
もともとは、富士通系のコンピュータメーカーでハード設計を11年くらいした。
ある時、運動選手のケアがしたくなり、脱サラ、接骨院開業。本格的にケア事業をするために、現在の自費治療院を開設。
今では、世界に挑戦するジュニアテニス選手やプロ選手。3時間を切る、比較的早い市民マラソンランナー、ダンサーや俳優などのケアサポートを行う。