自費治療院へ移行して色々考え直してみる (3/3)

ケーセブンでやっていること

ここまでの記事で考えてきた東洋医学と西洋医学をベースに考えると、ケーセブンでやっていることはちょうど中間くらいに当たる。

身体の評価は、「力」、「動き」をベースに行っている。

人が何か動作をしようとすると、「力」が発生し、その発生特性と伝達経路により「動き」が作られる。

発生特性というのは一般的にはあまり言及されない(最大筋力はよく言われる)が、力を入れようと思ってから実際に力が入るまでの立ち上がり時間がどうかというもの。トラブルを抱えている身体、部位周辺は力が入るまでの立上り時間が大きい。

伝達経路は、発生した力が身体の土の部分を通過していくかというもの。測定器で測定できるものではない。例えば、腕を握るときに、前腕部の数cm幅のどこを一番力が流れるかというもの。理想的には、骨軸に並行することであり、斜めになったり捻れる力が加わるのは障害の原因となる。

これら、力の発生特性と伝達経路で動きが作られるので、逆いいえば、動きを評価すれば問題のあるなしが判定できる。

この評価は物質的ではないので、東洋医学よりと言えるだろう。

動きの修正は、体表面の固有受容器に貼り物系で刺激をする。これで筋出力特性を変化させ、この変化により伝達経路が変化する。これらを評価しながら理想的な(と考えている)動きに合わせこんでいく。

最終的に理想的な動きが出来上がれば、関節や筋は無理無い動きができるようになり、障害には治癒に有利な状態になる。最終型は、「物質」である身体の動き自体を評価するので、西洋医学的と言えそうだ。

時間的なものを考えると、どのように身体の動きが崩れ、負荷の集中が起こり、トラブルが起きたのかという、どちらかというと過去の状況を推測していく過去ベースな手法。だから、これから先の予測に少し弱点があるように思う。

これからの課題

課題はいくつかあるが、大きなものから言えば、まずは「緊張」だ。

施術をしていると無意識に力が入る方は多い。そして、そういう方の身体はなかなか「治らない」。とりあえず、緊張を取ることはできるのだが、その場しのぎ感は否めない。

そういった緊張の方々には共通点があると思っている。「心」だ。心の具合で緊張が生じているように感じる。仕事でストレスを抱えると緊張をする傾向がありそう。お母さんが口うるさくしている子供も緊張傾向がある。

まだ、ほとんど手探り状態だが、非常に大きな問題なので時間を掛けて取り組んでいきたい。

次は身体の時間変化だ。マラソンなどで、距離が進んだ時にトラブルが起きてくると言われることがある。つまり、施術時点では最善を尽くしてはいるのだが、時間とともに身体が変化していくことを読み切れていない。

最後に、身体を調整して形としてはきれいな状態になっても、東洋医学的な内部環境の改善は現時点では行っていない。代謝能力を上げるような刺激を持ち合わせていないからだ(できない)。この部分を取り入れていくと、更に効果のある施術となるのだろう。

まとめ

保険外の治療院へと切り替えたので、施術範囲が大幅に拡大した。今までもそれなりに対処はできていたつもりだが、課題もまだまだある。一つひとつクリアして、多種多様な問題解決に貢献できるようにしたい。

これからもK7″をご利用頂ければ幸いです。益々、頑張ります。

この記事を書いている人

走尾 潤Body Tuning Labo K7"代表 / Body Tuner
もともとは、富士通系のコンピュータメーカーでハード設計を11年くらいした。
ある時、運動選手のケアがしたくなり、脱サラ、接骨院開業。本格的にケア事業をするために、現在の自費治療院を開設。
今では、世界に挑戦するジュニアテニス選手やプロ選手。3時間を切る、比較的早い市民マラソンランナー、ダンサーや俳優などのケアサポートを行う。