脚が先か、呼吸が先か。一箇所だめで、最高にはならない。

ぼちぼちマラソンシーズンに突入です。毎年、この時期から3月くらいまでランナーの方々に多くご利用いただきます。

ある競技の方々にまとめてご利用をいただくと、目というか身体がその競技をみるのに慣れてきて、ある日突然施術内容が進化するということがあります。

今日みせていただいたのはマラソンの選手ですが、その方に以前「走っていると、脚はまだ持つのに息が先に辛くなる。これは何とかならないか。」というような要求をされました。

そこで考えたのが、呼吸を楽にすること。呼吸のための呼吸筋と呼ばれるものがあるので、この働きを良くしたら呼吸がしやすくなって、息もしやすくなるんじゃないかと考えました。

そこで、呼吸を大きめにして頂いて、その動きを観察しながら施術をする手法を思いつきました。そして、多くのアスリートの施術の中で、試行錯誤を繰り返しました。

今では、呼吸を調整することで体幹部の安定性が出ることが分かり、どんな症状の方でもまず最初に呼吸の調整をしています。

今日、その後はどうか聞いたところ、息が先に辛くなるということはなくて、脚も息もどちらも同じように辛くなっていくとのこと。施術の進化はうまくいったようです。

このことを考えると、運動をするときに何か一つ問題があると、身体全体のパフォーマンスはその一点で頭打ちになるということ。ボトルネックになってしまいます。そのため、最大のパフォーマンスを得るには、入念に全身の状態、動き具合をみていかないといけません。

選手側からの視点としては「痛み」を基準にするのではなく、身体のどこか一部だけ疲れるとか痛みが出やすいとかそういう部分があると、そこの影響で自分のパフォーマンスは頭打ちになっている可能性があるということを知っておくべきです。決して、痛みが基準ではないです。

明日も朝からジュニアの選手達を中心に全身調整をさせていただきますが、みんな痛みがあるとは限りません。でも全身をチェックすると、何らかの問題が見つかってきて、最大パフォーマンスが発揮できていなかったことが明らかになります。

もっと勝ちたい、もっと速く・強くなりたい。そんな方は自分の身体の状態によく注意をして、どこか負担の偏りがあるように感じたら早めにいつもみてもらっているところでケアを受けた方がいいと思います。

身体って結構デリケートですよ。

この記事を書いている人

走尾 潤Body Tuning Labo K7"代表 / Body Tuner
もともとは、富士通系のコンピュータメーカーでハード設計を11年くらいした。
ある時、運動選手のケアがしたくなり、脱サラ、接骨院開業。本格的にケア事業をするために、現在の自費治療院を開設。
今では、世界に挑戦するジュニアテニス選手やプロ選手。3時間を切る、比較的早い市民マラソンランナー、ダンサーや俳優などのケアサポートを行う。