身体のトラブルが起きた時のセルフケアはどう考える?

比較的K7″歴が短い人から受ける質問に「自分でできることはなにかありませんか?」というものがあります。何かしらのトラブルでつらい思いをしている時、少しでも早くその状況から逃れたいという気持はとってもよくわかります。

そこで、自分でできること、セルフケアについて書いてみたいと思います。

そもそも、個人的にはセルフケアってあまり出来ることはないと思っています。だから、質問を受けても何となくモヤモヤした回答になってしまいます。そういえば、昔専門書を買っていたなと思って本棚を探して出てきたのがこちら。

セルフケアの本

 

スポーツのためのセルフケア―からだの手入れとコンディショニング (実践スポーツクリニック)

アマゾンで見ていると絶版になっていて、中古本も7,500円の値段がついています。すごいな…。

この本は、アスリートのセルフケア本なので、たまたま怪我をしたときにどうするかっていう話はあまり載っていません。では何が書いてあるのか。セルフケアの項目という表があったので紹介します。

セルフケア項目

 

これを見ると、僕に「自分でできることはなにかありませんか?」という質問をくださった方の期待にはあまり応えられないでしょう。そもそもセルフケアっていうのは、日常的にするものなんですね。

だからといって「あなたには何もできません!」と回答するわけにもいかないので、外傷関連のページを見てみると、大体において書いてあることは、

「鎮痛消炎剤の塗布をして、痛みが退いてからストレッチと筋力強化を行っていく。」

という感じのことが書かれています。ちょっと乱暴に簡単に言うと、「湿布貼って、痛みが引くまで休んで!」なんですね。どうです、期待はずれでしょ!

この本は1994年9月とだいぶ前に書かれた本なので、今では少しは変わっているかもしれないです。でも、人間の身体は20年やそこらでそれ程進化をしているわけではないので、大筋変わらないでしょう。

また、なかなか治らない時には整形外科に掛かりましょうとも書かれています。つまり、症状が長引いたり重かったりした時には、自分ではできないから専門家に委ねましょうよということ。

餅は餅屋とか、そういう言葉もありましたよね。そういうことです。

僕自身も、「痛みがあることはやらないでください」とお客さまには話しています。そうしてくださるかどうかはわかりませんが、お話はしています。

それでも何かやりたいと言われれば、最近ではちょっと前に記事にした足の指一本一本にクリームを塗ってくださいというもの(下肢系のトラブルの場合です)。それと、早寝早起き腹八分目ということ。身体にストレスを掛けなければ、血流も良くなって怪我が早く治るのには有利ですよ、ということです。普段からの簡単なケアならそれなりに手法はあると思いますが、トラブルが起きてからっていうのはなかなか大変です。

自分でできることに期待をしてくださる方には大変申し訳無いのですが、怪我をしてしまったときにご自身で出来ることはあまり無いです。一番効果的なのは、患部に負担をかけないことです。なので、基本を大切にしていただくことがもっとも重要だと、認識していただければ幸いです。そして、早めに近所の専門家の扉を叩いてください。多分、それが一番の早道です。

この記事を書いている人

走尾 潤Body Tuning Labo K7"代表 / Body Tuner
もともとは、富士通系のコンピュータメーカーでハード設計を11年くらいした。
ある時、運動選手のケアがしたくなり、脱サラ、接骨院開業。本格的にケア事業をするために、現在の自費治療院を開設。
今では、世界に挑戦するジュニアテニス選手やプロ選手。3時間を切る、比較的早い市民マラソンランナー、ダンサーや俳優などのケアサポートを行う。