遠隔治療(シンスプリント)その2

前回の記事で、足踏み動作の映像で動作分析をし、
その結果に基づいてテーピングをしてもらうことにより、
症状の回復が図れたということを書きましたが、
その動作とどう見たかを簡単にご紹介します。
まずは、動画を再びご覧ください。
上のピンクがテーピング前、下の緑がテーピングをして
頂いた後です。(テーピングは、お母様がして下さいました。)


まず、最初のピンクの動画。
右足にシンスプリントを抱えている状態での動きです。
何が見えますか?
画質が今一なので、分かりにくいのですが、まず一番大切な
脛骨(シンスプリントが起きる骨)に注目です。
左脚は、まっすぐ着地し、体重が掛かっていっても
まっすぐに掛かっていく様子が見られます。
が、右脚は上部(膝に近い方)が外側に流れていきます。
要は、たわむように力が掛かっています。
(これがシンスプリントの痛みを生んでいると思っています。)
また、右脚は太ももを上げる力が弱く、その為膝を
沢山曲げて足を持ち上げています。
その為、足首の角度の変化を見ると左右差ありますよね。
右脚は持ち上げにくいので、身体を左に倒しながら
勢いで持ち上げるような動きも出ています。
更に言えば、左に倒していくため、右腕の動きが強く、
左腕はあまり振れていません。
テーピングは、これらを修正するものを選びました。
細かくは、もう少し改善する動きがあるのですが、
大雑把なところでは、こんなところです。
これらの動きをテーピングで修正してもらうと、
緑の方の絵になるのですが、かなり動きが変わっています。
多少は残っているものの、左への身体の振りは減って
いるし、右脚も軽そうに、しかもまっすぐに上がっています。
問題の脛骨にもほぼまっすぐに力が加わっています。
分かりやすいところでは、両足間の幅が狭くなっています。
振りを出さなくてよくなり、まっすぐ立つようになった
ために狭くなっています。
この絵からも、まだ多少の問題点や、修正できる点は
ありますが、実際にはこれでかなり動きが改善し、
シンスプリントの痛みも解消したそうです。
シンスプリントの患者さん(選手)は、割といますが、
こういった、患部への外力の掛かり方を見て、調整を
していくと回復が非常に早いです。
教科書にあるように、○○が悪いはずだからと、評価を
せずにテーピングをしてもなかなか結果はでない気がします。
一人ひとり、動きをしっかり見て、その人毎のオリジナルの
治療を心がけていきたいと思います。

この記事を書いている人

走尾 潤Body Tuning Labo K7"代表 / Body Tuner
もともとは、富士通系のコンピュータメーカーでハード設計を11年くらいした。
ある時、運動選手のケアがしたくなり、脱サラ、接骨院開業。本格的にケア事業をするために、現在の自費治療院を開設。
今では、世界に挑戦するジュニアテニス選手やプロ選手。3時間を切る、比較的早い市民マラソンランナー、ダンサーや俳優などのケアサポートを行う。