キネシオテープにまつわる嘘

世の中には、沢山の情報が溢れすぎていて、正しく本当に必要な情報が埋もれて見つからなくなると言う状況になっています。で、結果、情報が沢山あるのに情報不足となっている方も大勢いるように思います。
どんなことかと言えば、ツイッターで見かけたつぶやきなのですが、
・キネシオってすごい。でも筋肉がつかなくなる。
・キネシオ=筋肉を使わないって常識。
というのがありました。
普段キネシオテープを使って治療をしている身としては、愕然としてしまいます。
昔々、僕も
「キネシオテープを使うと筋肉が衰えるから使うのは嫌だ」
と言う声を聞いたことがあります。
テープを貼ると「力が出るようになる」というのは聞き伝えで知っていて、それはテープの効果だから逆に筋肉はどんどん働かなくなるという発想なのでしょう。
発想としては分からなくも無いのですが、実態は違います。


キネシオテープは筋肉を強くすることはありません
筋肉の強さは、筋肉の断面積と関わりがあると言われています。要は太い筋肉は強い力を発揮できるし、細い筋肉はそれなりに、ということです。と、すれば、テープを貼ったって、筋肉の太さが変わるわけではないので、強くできる訳は無いのです。
では、どうしてそう思う人がいるのかと言えば、
キネシオテープは、ある筋肉がその能力を発揮しきっていない時に、そこに貼るとちゃんと働くようになる
ので、見かけ上力が強くなるように見えるのです。でも、それは本来持っている能力です。
(実は最近では、厳密にはそうでないと個人的には考えています)
ということは、キネシオテープをちゃんと貼ると、働いていなかった筋肉がちゃんと働きだすので、トレーニングの効果も貼る前以上に高まる。とも言えます。(実際に、動かなかったところが動き出して筋肉痛を起こす方もいらっしゃいます。)
ツイッターでつぶやかれていたこととは正反対なのです。
なので、うちでは
「練習時にちゃんとキネシオテーピングをすれば、練習効果も上がるし怪我のリスクも減る」
とお話させています。
テープは身体(筋肉)を甘やかして結果弱くするなんて、信じないでくださいね。

この記事を書いている人

走尾 潤Body Tuning Labo K7"代表 / Body Tuner
もともとは、富士通系のコンピュータメーカーでハード設計を11年くらいした。
ある時、運動選手のケアがしたくなり、脱サラ、接骨院開業。本格的にケア事業をするために、現在の自費治療院を開設。
今では、世界に挑戦するジュニアテニス選手やプロ選手。3時間を切る、比較的早い市民マラソンランナー、ダンサーや俳優などのケアサポートを行う。