キネシオテーピングが上達する方法

今でも施術にはキネシオテープを使いますが、早いもので指導員資格をとってから15年近く経つはず。サラリーマンを辞め、柔道整復師の学校に入り、ほぼ同時にキネシオテーピングの講習会に行き始め、約2年で指導員資格を取りました。そんな治療&指導員歴からテーピングを上達する方法を書いてみます。

上達するとは

さて、タイトルのようにテーピングが上達するというのは、相手の訴えに対してテープで対処ができるようになること。その為には、

  • 効果が出るように貼る技術
  • どこに貼るかを決められる技術

が必要です。(他にも必要かもしれないけど、思いつくところで)

効果が出るように貼る技術は、沢山テーピングをすれば、大体は時間に応じて上達します。

どこに貼るか決められる技術というのは、ただ沢山テーピングをしてもなかなか上達しないかもしれません。個人的にも、テーピングを習い始めた頃には「どこに貼ればいいのか」というのが一番の疑問点というか分からないところでした。筋肉の名前と場所を教わり、テストの方法は教わるのですが、どんな症状の時にどこをテストして、どこに貼ればいいのかは全くと言っていいほど見当がつきませんでした。

そんな時に講習会で講師の先生に言われたことは、
「悪いところに貼ればいいんだよ」
というごもっともな言葉。その時には、なんて意地悪なんだと思いましたが、いま初心者の方に僕が聞かれたら同じ答えをしてしまうかもしれません。

そう、悪いところを見つけて、そこに貼る。それが全てなのです。

結局のところ、悪いところを見つけることが技術な訳で、それを磨いていくことが「テーピングが上達する」ということです。

で、今は悪いところを見つけるために「診たてが必要」と言われています。「診たて」については、最近の本で細かく丁寧に解説されています。こういったものを教材に、沢山の人にテーピングをし、効果を確認していくことが大切ですね。

診たて

昨年だか、ある指導員の先生と話をしていたら、「診たてがもっとできるようになりたい」とおっしゃっていました。やっぱり診たてることがとても大切ということです。

診たてのためには、いくつかのテスト(検査)が必要です。痛いところだけ聞いて、いきなりテーピングをしてもなかなか効果を出せません。痛いところに貼るのではなくて、悪いところに貼るということです。

そのためのテストで、キネシオテーピング的にはスクリーニングテストというものが重要です。このスクリーニングテストには、8つのテスト項目があって、これをこなすと身体全体の状態が把握できるというもの。

なので、このスクリーニングテストはしっかりと実践する必要があります。キネシオテーピングをする先生方でも、これを結構端折っている方を見かけます。代替テスト法をお持ちならともかく、いきなりテーピングをしてしまう方も多そうで、効果は出てないでしょうね…。

是非是非、面倒と思ってもスクリーニングテストはしっかりしましょう。
ということで、テーピングを上達したいと思ったら、しっかりとテストを繰り返して悪い場所(原因)を見つける技術を磨き、同時に貼る技術も磨いていくことが大切ということです。

これらは、「技術」なので習っただけでは上達しません。イチロー選手に野球を教わっただけでメジャーリーガーになれないのと一緒で、繰り返しの練習(実践)ことが大切です。

でも、万人に通用するとは限らないので…

ところで、こんなことを書いておきながら恥ずかしいのですが、僕自身はスクリーニングテストがうまくできません。やっても、よく分からないんですよね。ただ単に練習不足だと言われればそれまでなのですが…。

ただ、今ではクライアントさんから話を聞き(問診)、動く姿を見る(視診)と、どの辺にテーピングをすればいいのか大体分かります。その段階ではまだ確証がないので、次に怪しいところに力比べ系のテストをしてテーピングをする場所を確定します。

この辺の僕自身のやり方は、富士スピードウェイでのランニングイベントにボランティア参加した際、指導員向けに話をしたことがあります。あくまでも僕個人のやり方・考え方なのですが、場所を変えて書いてみたいと思いますので、ご興味のある方はそちらを御覧ください。

まっ、基本的には「悪いところに貼る」ということです。

僕独自のやり方はこちらで(note)

この記事を書いている人

走尾 潤Body Tuning Labo K7"代表 / Body Tuner
もともとは、富士通系のコンピュータメーカーでハード設計を11年くらいした。
ある時、運動選手のケアがしたくなり、脱サラ、接骨院開業。本格的にケア事業をするために、現在の自費治療院を開設。
今では、世界に挑戦するジュニアテニス選手やプロ選手。3時間を切る、比較的早い市民マラソンランナー、ダンサーや俳優などのケアサポートを行う。