治療院開業から19年目に突入しました

時間の過ぎるのはものすごく早いもので、気がついたら18年の時間が経っていました。

21世紀に入った2001年の7月9日。ケーセブンの前身である「はしお接骨院」がスタートしました。その時から丸18年が経ち19年目に突入しました。

僕は、大学では工学部に学び、卒業後は富士通系のコンピューター会社でハードウェアの設計技術者として働いていました。当時の仕事のキーワードとしては、MC68000とかSCSIとか回線、MAP(IEEE802.4;wikipediaによれば、既終了したみたい)などです。と書いてもわからない人がほとんどでしょう。

10年以上の時間をコンピューターのエンジニアとして働いていたある時、急にスポーツ選手のケアがしたいと思いついてしまいました。

コンピュータの仕事に段々と飽きがでてきたというか、理不尽なことが多くて耐えられなくなってきたというか、直接目の前にいる人に役立つ仕事がしたいという気持ちが起きてきたせいか、方向変換をすることにしました。

そして、接骨院の学校の入試、接骨院での修業などを経て、今は自分でこの仕事をしています。

今現在の施術スタイルには、このような過去の経験値が大きく影響しています。

  • 気持ちよさよりも、回復度
  • なるべく早く治療を卒業させる
  • 患部の修復よりも周辺の環境作り
  • 医学的よりも物理学的寄りな考え方

この辺が特徴的なところで、多分多くの治療院さんと違う点です。当然、施術の結果も違ったものになってきているはず。

スポーツとの出会い

元々この世界に移ってきたのは、「スポーツ選手のケアをしたいと思った」のがきっかけです。

手段として接骨院を選択しましたが、開業より4年目で地元開催国体のチームトレーナーの仕事をさせていただくことができました。競技種目的には成年男子9人制バレーボールです。結果は準優勝。まずまずの貢献はできたと思っています。

その後は色々な競技種目のチームトレーナーもさせていただき、あちこち移動して回りました。種目としては、バレーボールバスケットボール、テニスなどです。カテゴリ的には高校のチーム、大学のチーム、クラブチームなど様々です

このように色々な種目やカテゴリのチームを見せていただきました。ここには一つの特徴があって、競技特性はあまり関係ないということです。

よく多くの関係者の方に「その競技をよく知らないとトレーナーとかできないんじゃないか」といわれてきました。

でも個人的には「そんなことはない」と思ってます。というのも、僕の場合、競技特性を見るというよりも、「その人自体がきちっとメンテナンスされているかどうかを見る」からです。

理想的には「スポーツをするその人自体の身体がちゃんと動くべき」なのですが、現実的には身体がきちっと動いてない選手がほとんどです。100%といっても過言はありません。

そこで身体をまずきちっと正確に動くところから始めるので、競技種目や年齢層は関係ありません。もちろん競技を知れば知るほど精度の高い施術ができるのはいうまでもありませんが、トレーナー活動をできないのとは意味が違います。

参考までに、今までみてきたのは球技系、肉体系の陸上/水泳/自転車、格闘技系、体操/ダンス系など幅広いです。

最近の話題

歴史を重ねていくと、いくつかの大き目なイベントが発生します。その中でも大きめで、最近の話題です。

移転

今から4年ほど前の2015年に治療院の移転をしましたこの時に最初の屋号のはしお接骨院をBody Tuning Labo K7”(ケーセブン)に変え、アスリートのボディメンテナンス中心の治療院と生まれ変わりました。

それには色々な意味があります。

まず施術自体が僕だけができる特殊なものなので、人を雇ってどんどん大きくすることができないことが明確なってきたこと。そのため、大きな箱(治療室)は必要なく、現在の小さな治療院となりました。

商売的に考えたら、マイナス方向ですね。

施術の核になる考え方

また最近、僕の施術の核となる考え方を作ってくれたであろう本をたまたま読み返しました。最初に読んだのは、多分15年くらい前のトレーナー活動全盛期のように思います。

施術の核とはどんなことかというと「身体をみていくときには物理学的に」というところです。僕自身、そもそも工学部を出てコンピュータを設計して、工学的な考え方するので、この本にかなりの影響を受けたのだと思います。

当然、細かいところに違いはあるし、この考え方を実際の身体に落とし込む方法は全く違うものです。

ただ、施術をしていく上で大切なのは、どのような考え方をするのかだと思っているので、僕の施術の核を提供してくれたとても大切な本だと思っています。

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施術技術について

お客様の身体を変化させていく方法にはいろいろなものがあります。今まで使ってきたもの、今使っているものを簡単に紹介します。

キネシオテーピング

この世界に入ってきた時に施術技術として何かしらの武器が必要と考えました。その時に選択したのが、キネシオテーピングです。

その昔、スキーをしていた時にキネシオテープを使っている方がいて、そこで存在を知りました。当時はそういうグッズがあるんだなぁということを知ったくらいで、そのすごさは全くわかりませんでした。使っていた方も、今思うと素人でしたし。

その後、接骨院の学校に行って、あっという間に身体が変化させられることのすごさを理解できるようになりました。

そこで接骨院の学校に通うのと同時に別にキネシオテープの講座にも通い、指導員の資格まで取りました。

今の施術においてもキネシオテーピング講座で習った方法がベースになっています。

小さいシール

キネシオテーピングはとても効果的だし、使いやすい技術です。しかし、より施術精度を上げるために、現在では小さいシールを使うようになりました。

元々工学部を出ているということ、本を読んで医学的より物理学的にアプローチすることなどの経験値から、施術というのは「結局は神経刺激による身体の制御を変化させること」が最も効果的だと考えています。骨とか筋肉とかをいじるわけではありません。

また、施術自体はセラピスト個々の特性を活かしたものであるべきだと考えています

感覚は人それぞれ違います、自分と同じ感覚は他人にはないし、他人の感覚を自分用に使うこともできません。僕自身は「動きを見る」という部分が他の人よりも感度が高そうです。

そこから「動きを見ること」が基準になる施術になりました。

まとめ

そんなこんなで、まるまる18年たったところで今までを振り返ってみました。さすがに長い年月が経っているので、最初の頃とかなり違う雰囲気やり方になっています。

あまり目標設定を得意としないタイプなので、今後どうなっていくのか自分でもよくわかりません。ただ今まで以上に運動選手たちのパフォーマンスを上げていくことに努力をしていこうと思います。

スポーツで勝ちにいくなら、身体のメンテナンスは大事だということが世の中に浸透して欲しいし、そうなった時にはケーセブンに行かなきゃ駄目だといわれるように慣れたらいいなと思います。

今までご利用くださっている方は、相も変わらずよろしくお願いします。ない方は、チャンスがあれば、是非よろしくお願いします。

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この記事を書いた人

Body Tuning Labo K7”代表の走尾(はしお)です。
人の身体、特に上昇志向の強いアスリートの動き具合を調整していくのが一番得意。
ほぼ100%の人が「自分の身体はちゃんと動いている」と思っているので、もっといい世界があることをお知らせしたい。
元コンピューターハードウェア設計エンジニア。たぶん、異色の転職組で人の身体への接し方が違います。それが結果の違いも生みます。

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