スポーツを考える! 「プロテニスプレーヤーはつらいよ」を読みました。

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この連休で読んだ本を紹介します。ここ数年お世話になっていたテニスクラブ「Fテニス」というキーワードも出てきた本なので、「おぉ、すごい本に出てる!」って思いながら読みました。

もともとはコンピュータの設計をしていた僕が、スポーツ選手のメンテナンスをしたいと思いこの業界に入ってきてから、たくさんの選手たちをみてきました。

競技種目的にはママさんバレーに始まり、バスケット、テニス、サッカーなどの球技。陸上、競泳、自転車など身体のパフォーマンスを上げていく種目。そして格闘技系の柔道や剣道など。ちょっとはずれるかもしれないけど、ダンスやフィギュアスケート、シンクロのような演技系のものもあります。最近は俳優さんにも使っていただくようになりました。

レベル的には地域スポーツから日本から外に出て戦うレベルの選手たちもみています。

ここ数年で言えば、テニスの選手をみせていただく機会が多くなっているので、見かけたときにサクッと手に取ったのがこの本です。

テニスプロはつらいよ 世界を飛び、超格差社会を闘う (光文社新書)
井山 夏生
光文社 (2016-08-17)
売り上げランキング: 68,860

現役プロテニスプレーヤー関口周一選手(錦織選手の2歳下)のテニスを始めたときから今現在の話をまとめてある本です。

僕もテニスプレーヤーに関わってはいましたが、日本から外に出る世界はほとんど知らなかったので、いろいろと勉強になりました。

テニスにおいては、プロ選手の目指すところは世界で100番以内なのだそうです。そこに入ると、グランドスラムといわれる四大大会に予選なしで出られるということ。ちなみに、予選に出ることで賞金400万なのだそうで、四大大会全部に出られれば、それだけで1,600万円の収入になるそうです。

しかし、テニスって厳しいです。世界で100番以内です。プロ野球やサッカーの選手であれば、仮にランキングを付けたとすれば日本国内100位でも食べていけるだろうし、多くのファンに名前を知ってもらっています。テニスだと、日本ランキング一桁の選手では一般の方にはほとんど知られていないというのが実状でしょう。

今までの僕の活動経験と、こういった本やいろいろな種目の経験者たちから聞いた話から考えると、どうも世界で名前が出てくるレベルは、地域でするスポーツとは想像以上に次元が違います。当たり前のようですけど、想像以上です。

感覚的には国内で、特に企業の名前を背負う必要がない場合には、一般的に思われている選手自身の頑張りと努力でできる範囲で強くなっていけばいいです。でも、企業の名前を背負ったり、海外トップで活躍したい場合には、個人というよりもそのチームごとの戦いということになってきます。

選手はチームの一部という感じ。

モータースポーツなんかは、はっきりしています。世界チャンピオンになったドライバーが、翌年チーム移籍してあまり名前を見なくなってしまったり。車の性能というか開発の影響を受ける、こんな感じです。もちろん、ドライバーだって莫大な報酬をもらっているはずなので、重要なのは重要なんですけど、それだけじゃ勝ち負けにはならないということですね。

選手が強くなっていくために、環境やスタッフ(コーチ、メンテナンス、トレーニング、栄養、メンタルなど)やマネージメントと考えられるすべてのパラメーターを良くする必要があります。数式に表すとすれば、掛け算に近く、何か一つがだめでも全体としてのパフォーマンスはなくなるということ。

世界で100位を目指すとすれば、すべての要因を100位以内にするつもりでの強化が必要ということになりそうです。

例えば、フィギュアスケートの高橋大輔選手は、栄養担当をべったりつけるようになってから成績が向上したとか、ラグビーのエディ監督はメンタルのコーチを導入したり科学を導入し、世界との比較分析を行っています。足りないと思われるものをどんどん導入して、一つひとつのレベルも上げていくということです。

スポーツで勝負するって、選手自身の努力だけでは相当に難しく、第三者的に大変だなぁって思います。

スポーツでの勝敗は、絶対レベル的なものの考え方ではだめで、相手よりもちょっとでも先にという相対レベル的な考え方が大切です。相手よりも一つでも何かを多くです。まぁ、みんながやらないから自分もやらなくてもOKという発想もあるにはありますが、それは地域レベルでの発想です。

K7″では、まだまだ世界レベルでの実績はないですが、ボディメンテナンスと栄養分野ではたぶん高い次元でサポートできます。まだ不充分だけどこれから準備をしたいという方がいらっしゃいましたら是非ご一緒に。テニスでいう世界100位以内を一緒に目指します。

この記事を書いている人

走尾 潤Body Tuning Labo K7"代表 / Body Tuner

もともとは、富士通系のコンピュータメーカーでハード設計を11年くらいした。

ある時、運動選手のケアがしたくなり、脱サラ、接骨院開業。本格的にケア事業をするために、現在の自費治療院を開設。

今では、世界に挑戦するジュニアテニス選手やプロ選手。3時間を切る、比較的早い市民マラソンランナー、ダンサーや俳優などのケアサポートを行う。


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