キネシオテーピングとは?
キネシオテーピングとは広い意味では、キネシオテープと呼ばれるテープを使って行うテーピングのことです。キネシオテープではないテープを使う場合には、キネシオテーピングではありません。
狭い意味では、キネシオテープを使う目的が身体をよく動かすためで、固定のためにぐるぐる巻きにしていくような貼り方は含まれないことが多いです。
キネシオテーピングの特徴
キネシオテープを「固定のためでなく、よく動くように使う」というのがキネシオテーピングの特徴です。
多くのスポーツ現場で使われているコットンテープ(ホワイトテープ)は、固定目的で使われます。ぐるぐる巻きですね。それに比べてキネシオテープは身体がよく動くように使うために、多くの場合ぐるぐる巻きにはせず、ペタッと貼っていきます。
だから、キネシオテープは巻くではなくて、「貼る」です。
歴史とか開発者とか
キネシオテープ自体は、1980年に加瀬建造という人が開発したということです。この方は、今でもキネシオテーピングの普及活動をされ世界中を飛び回っています。
普及活動、資格など
キネシオテープの普及のために、キネシオテーピング協会が立ち上げられ、今キネシテーピング療法と呼ばれるものの研究開発普及活動がされています。
資格制度もあり、指導ができる指導員資格もあります。一応、世界規模で活動されていて、資格制度も世界共通となっているようです。
ただ、法律ではなくてあくまでも民間資格なので、それを持っているからすごいとか上手とかいうことではありません。キネシオテーピング協会の指導員資格を持っていれば、ある程度の基礎技術は持っているかもしれないです。
ちなみに管理人は、元ではありますが指導員資格までとりました。いまでは、直接指導をすることもなくなり資格は維持していません。(仕事上は全然問題ないです)
テープの製造的な歴史
管理人は開発当初のことはよく知りませんが、開発(株)キネシオ(加瀬建造)、製造日東電工(現ニトムズ)でした。
当時、「キネシオテープ」といえば、日東電工が作っているキネシオテープしかありませんでした。最近では沢山のメーカーが参入し、「キネシオロジーテープ」とジャンル分けされることが多くなってきたようです。
ある時、(株)キネシオは倒産し、そこからテープ製造はキネシオテーピング協会が行うようになりました。従来あったキネシオテープはニトムズ(旧日東電工)がそのまま販売し、今ではニトリートブランドで売られています。
ニトリートブランドでの最新バージョンはキネロジEXで管理人も使っていますが、とてもいいテープです。現時点では、「効き」「コスト」「入手のしやすさ」で一番のおすすめです。
キネシオテーピング協会が独自に製造を始めたものは、2017年時点で製造を中止し、海外(アメリカ)生産のものを世界標準品として扱うようになっているようです。