小学3年生くらいから、特に男児に踵の痛みを訴えることが多くあります。
整形外科などの病院に行くと、シーバー病(踵骨骨端症;しょうこつこったんしょう)といわれることが多いです。成長痛の一種であるため、たんに「成長痛だね」といわれることもあるかもしれません。
成長痛ということもあり、一般的には痛みが治まるまでに非常に時間がかかるケースも散見されます。
「3か月間毎日治療院に通ったけど変わりない…」
「1年くらい治療院に通っている…」
などなど当たり前のように聞いている気がします。
そんな時にセルフケアとしてするキネシオテーピングを紹介します。結構効果がありますので、なかなか治らない踵の痛みがある方にはぜひとも試していただきたいです。
【用意するもの】
キネシオテープ5cm(3.75cm)幅
※テープ幅はお子様の身体の大きさに合わせてご用意ください。5cmの流通が多いので、5cmだけお持ちの方はそのままお使いいただくことも可能です。なければ3.75cmをご用意いただくといいと思います。
- 10cm 2本(足裏用)
- 25cm 1本(腹筋用)
- 20cm V(Y)字にカットしたもの 1本(腹筋用)
【貼り方】
腹筋と足の裏に貼ります。映像もありますので、ご参照ください。
腹筋
- 25cmのテープをへその下に真横に貼ります。へそをふさがないように注意してください。(ふさぐと効果が出にくくなる場合があります)
- V字にカットしたテープを縦に貼ります。
スタート地点は、真横に貼ったテープの真ん中少し下です。多少のずれは気にしなくても大丈夫です。
ゴールは、乳頭に向けて貼ってください。
足の裏
10cmの長さにカットしたテープを足の裏にペタッと貼ります。あまり引っ張らないようにしてください。
夏場、お子さんの足の裏は汗でテーピングしにくい状態のことが多いです。濡れタオルなどで拭いてから貼ると貼りやすくしっかりとつきます。
さいごに
踵の痛みは、なかなか治らないケースが多いです。でも、このテーピングで「今までの通院は何だったんだろう…」という声も聞きますので、お困りでしたらぜひ試してほしいです。
テーピングを効かせるには、基本も大切。基本は↓から。

キネシオテープの貼り方(最も重要)
キネシオテープの貼り方にはルールは一切ありません。ただ、先人たちが臨床を積み上げた上で、「こう貼ると効く」というものがありますので、紹介します。基本形として覚え、試していただいて、独自のもっと効果の上がる貼り方を見つけられればぜひ世...