膝が痛いときにもキネシオテーピングは使えます。膝窩筋(しつかきん)へのキネシオテーピングを紹介します。
一般的には、教科書などで太ももの前側に、膝のお皿の部分を丸く囲うように貼るテーピングが紹介されることが多いですね。それはそれで効果はあるのですが、それでも効果が感じられない、またはもう少し効かせたいと思ったときに試してみたいテープがあります。
この貼り方を覚えれば、膝の痛みを減らせる可能性が高まります。

膝の痛みの原因と対策
膝の痛みといっても、実は多岐にわたる原因があります。たった一つのやり方で全てをカバーすることは、不可能といっても過言ではありません。
膝窩筋(しつかきん)へのアプローチ
このテーピングは、一般の方が見落としがちな膝の裏、すなわち膝窩筋へアプローチします。テープの長さも短く、失敗はしにくいのが特徴です。
膝の裏へ貼るので、最初は貼るところが直接見えず、ちょっと難しい感じがするかもしれません。でも、すぐに慣れると思います。このテーピングで、膝窩筋へのケアを強化し、より効果的な治療を目指しましょう。
【用意するもの】
- 5cm幅キネシオテープ 15cmをY字にカットしたもの一本
【貼り方】
- 後ろから見たら逆ハの字になるように貼ります。
- 膝の裏のちょうど曲がる皴になっているところが中心になるように貼ります。
- 角度的には45°を意識しましょう
- 上側から下側に向かって貼るといいです。
詳細は、以下の映像を参照ください。
テーピングは技術です。ただ一度、この記事を読んでいただいたり映像を見ただけで上手になるわけではありません。最初は効かない感じがしても、何度か試してみてください。
FAQ
質問1: 膝窩筋へのキネシオテーピングはどのような効果があるのですか?
このキネシオテーピングは、膝の裏側にある膝窩筋へのサポートを提供し、膝の痛みを和らげる効果があります。歩いたり走ったりしたときの安心感や安定感も増します。
質問2: 膝窩筋へのテーピングは自分で行うことができますか? 何か注意点はありますか?
はい、自分で行うことができます。最初は失敗することもあるかもしれませんが、何度か試すうちに上手に貼れるようになります。動画を何度か見てイメージを膨らませ、テーピングの張り具合に注意が必要です。基本の貼り方の記事も参照してみてください。
質問3: 膝窩筋へのテーピングに使用するテープは特別なものが必要ですか?
膝窩筋へのテーピングには、キネシオテープと呼ばれる伸縮性のテープが使用されます。特に(株)ニトムズのキネロジEXでテストをしているので、そちらがおすすめです。
質問4: 膝窩筋へのテーピングを行った後、どれくらいの期間貼り続けるべきですか?
基本的には2~3日間貼り続けます。それ以上は効果が持続しないこともあるので、長くとも3日で剥がしてください。皮膚が痛んでくることもあるので、その場合には取りやめ、専門家の手を借りることもおすすめします。
質問5: 膝窩筋へのテーピングが効果を発揮しない場合、どうすればいいですか?
貼り方の誤りがある可能性がありますので、再度、正しい方法でテーピングを試みてください。それでも症状が改善しない場合は、医師の診察が必要な場合もあるため、適切な医療機関を受診することをお勧めします。