
「いびき」は、自分自身では気づきにくいものですね。何しろ、寝ている間に起こることですから。
でも、友人との旅行やチームでの合宿など、大部屋での宿泊時に「自分のいびきが周りに迷惑をかけていないか?」と気になったことはありませんか。いびきは時に周りの人々に気になることがあるかもしれません。解決策を見つけることで、快適な睡眠環境を提供できますね。
そして、いびきは他人への迷惑だけでなく、自分自身の健康にも影響を及ぼすことがあるのです。いびきをかくと、眠りが浅くなり、次の日には眠気を感じたり、集中力が落ちたりすることがあるのです。
「毎日しっかり寝ているのに、なぜか次の日も眠い…」そんな経験がある方も、実はいびきが原因かもしれません。
そこで、この記事では、いびきを軽減するための手段として「キネシオテーピング」を紹介します。テープを使うことで、いびきを軽減し、より良い睡眠をサポートすることが期待できます。
旅行や遠征の時にバッグの片隅にテープを一巻入れておけば準備万端。とても手軽です。
いびきを軽減するためのテーピング:3つの方法
これから紹介するいびきのテープは、
- メイン(いびきを減らす)
- オプション1(鼻の通りを良くする)
- オプション2(口を閉じやすくする)
の3種類のテープで構成します。
とりあえず試したい方はメインのテープだけでOKです。
いびきをかく方で、比較的鼻が詰まりやすいとか、いびきの原因が鼻にあるような感じがする方はオプション1も併せて使ってみてください。これは、鼻の通りを良くするためのテープです。鼻のつまり由来のいびきであれば、効果が出ます。
寝ている時に、口を開けて口呼吸になってしまっている方はオプション2も併せて貼ってみてください。これは、口を閉じやすくするためのテープです。
鼻が悪くて口呼吸になってしまう方は、オプション1とオプション2の両方をメインに加えて貼ってみてください。
今回のテーピングは鏡の前で貼るといいと思います。では、貼って行きましょう。
実践編:いびきを減らすテーピングの手順
メイン: いびきを減らす
いびきを減らすためのキネシオテープです。
用意する物
- 種類: 5cm幅テープ
- 長さ: 6cm
- 本数: 1本
貼り方
下顎(あご)から喉仏に向かってに貼ります。
鏡の前で貼っていただくと自動的になると思いますが、ある程度上を向いて貼る場所を伸ばす感じにして貼ってください。

オプション1: 鼻の通りを良くする
用意する物
- 種類: 2.5cm幅テープ
- 長さ: 3cm
- 本数: 2本 (左右)
貼り方
頬の上に縦に貼ります。
黒目の真下辺りに頬骨が出っ張っていると思います。その上に縦方向に貼ります。場所的には、それほど厳密でなくても大丈夫です。

オプション2: 口を閉じやすくする
用意する物
- 種類: 2.5cm幅テープ
- 長さ: 3cm
- 本数: 2本 (左右)
貼り方
奥歯を噛み締めてみてください。顎のえらの近く、奥歯のちょうど上位に盛り上がる筋肉があると思います。指をあてていればわかりやすいです。
その筋肉の上を覆うように貼ります。このテープは人によって差が大きいです。なので、奥歯をしっかりと噛みしめて、自分の筋肉の位置を把握するようにしてください。

まとめ:いびき対策としてのテーピングの効果と注意点
世の中にいびき対策品はたくさんあります。
これもその一つとして考えていただければいいと思います。これが絶対ということではなくて、実際に試していただき、手軽な割に効果があると思われたら、日常的に使ってみてください。
いびき防止のテープの一部に、寝るときに口を閉じるように貼る商品もあります。いびきだけ防止できればいいですが、呼吸困難を起こすようなトラブルもあるようで、安全性に多少の疑問が残るようです。
今回紹介しているテーピング方法は、口を閉じるようにできるものもありますが、口自体はふさがないので、とても安全です。身体を良くするためにすることで事故が起こるようでは本末転倒です。極力安全性を確保しておきたいものです。
今回のテープは顔に貼るものです。顔の大きさは人によって全然違うので、テープの長さや幅についても、違和感があるようでしたらご自分の顔の大きさに合わせて調整してみてください。
顔にテープを貼った状態は人に見せられるようなものではないかもしれません。でも、夜寝る時だけで良いので、試してほしいです。
初めて貼った次の日の朝、「なんか眠くて起きられない…」っていう感じでしたら、普段よりも深く寝られた可能性があります。
これを試した翌朝、こんな感じになる方が多いです。さらに次の朝からは特に何も感じなくなります。心配はいりません。
では、ご自身も周りも素敵な睡眠を。

