キネシオテーピングワークショップ報告 -1-

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2月連休の一日、キネシオテーピングのワークショップを開催しました。

ウィンタースポーツ真っ盛りの中、勉強をしようという熱心な方々にお集まりいただき、とても充実した時間を持てました。ご参加いただきました皆様、ありがとうございました。

自分の中での反省、参加者の方々の復習の意味で、記事にしておこうと思います。

今回はキネシオテーピングと言いつつも、本道から少し離れたところのワークショップとなりました。テーマとしては、

  • 時間軸
  • 足し算から掛け算思考へ

の2つのポイントです。最終的には絡み合っていることなので、別々の話ということではありません。分かりやすさのために2つのテーマにしました。

時間軸の話

一般的に、治療に関して「時間軸」というものが意識されることは少ないと思います。

時間軸と言ってもイメージされるスパンはいろいろで、今回のテーマでは「瞬間」的なものです。何らかの運動を開始するにあたって、その開始の瞬間から筋力がしっかり発揮されるまでのホンのコンマ何秒の時間軸です。

例えば、歩いたり走ったりする場合、足が着地する瞬間ってありますよね。着地の瞬間、足の裏では「着地したよ、身体を安定させるために筋力を出してね」と脳に要求することになります。それを受け、脳ではどのような筋肉にどれだけのタイミングでどれだけの力を発揮すればいいのかを計算し、関係する筋肉に動けと命令するわけです。

この場合、着地から足先の筋肉に動けという命令が来るまでにどんなに早くても0.3秒程度以上は掛かります。(170cmの人で一番速い神経線維で命令伝達されたとして)

これでは、遅すぎるんですね。で、その遅さを補うために「反射」というものが起こっていると考えられます。

次に考えないといけないのが、反射で筋力が立ち上がるまでの時間です。ここが非常に難しい所で、徒手検査で評価をしていくと部位によって反射の起こるのが遅いところがあります。(まっ、あくまでも徒手検査での評価なので、具体的な数値が出ないし、エビデンスも取れないところです…。)

この遅い部分が影響し、運動にはブレが出ます。アスリートにとっては欲しくない「動きの遊び」「パワーロス」につながります。

現時点で、これを克服しようという対処法がないわけではありません。治療法的にはPNFと言われているものや、トレーニング的にはプライオメトリクスや初動負荷理論のものなどが該当するように思います。

このような、動き出しのホンの一瞬のことなのですが、ものすごく重要だと考えています。これがダメだと、筋肉が持っている筋力がしっかり発揮出来ません。極端に言えば、最大筋力がものすごくあっても、それが発揮される頃には運動が終わっていては意味が無いということです。

そこで、施術に時間軸の発想を取り入れましょうというのが、今回のワークショップのポイントその1です。

ちょっと長くなりましたので、ポイントその2は「次回に続く…」にします。

この記事を書いている人

走尾 潤Body Tuning Labo K7"代表 / Body Tuner

もともとは、富士通系のコンピュータメーカーでハード設計を11年くらいした。

ある時、運動選手のケアがしたくなり、脱サラ、接骨院開業。本格的にケア事業をするために、現在の自費治療院を開設。

今では、世界に挑戦するジュニアテニス選手やプロ選手。3時間を切る、比較的早い市民マラソンランナー、ダンサーや俳優などのケアサポートを行う。


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