重心動揺性4 Wii -数値をはじく-

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Wiiバランスボードで重心動揺性を測っていく話です。今までは、時間軸のグラフと散布図での見え方を紹介しました。

今回は、Wiiバランスボードから得られる重心の(x,y)座標情報から、動揺性を数値としてはじき出すことを紹介したいと思います。

ネット上を検索すると、だいぶ活用されている方がいらっしゃるようです。それを踏まえて、今現在僕が算出している数値は、

  • 左右方向のばらつき
  • 前後方向のばらつき
  • 矩形面積
  • 総軌跡長
  • 中心点からのばらつき

です。

左右・前後方向のばらつき

左右方向も前後方向も発想は一緒ですが、重心が(x,y)の数値で表されるので、x軸方向(左右方向)のサンプルの標準偏差を出してみています。今のところ10秒間で1000サンプルを採っているので1000データの標準偏差ということになります。

算出方法は、

左右方向 : stdev(x1:x1000)
前後方向 : stdev(y1:y1000)

です。

矩形面積

重心の動いた範囲が全部囲めるような長方形です。x軸、y軸に平行な四角形です。

算出方法は、

(max(x)-min(x))×(max(y)-min(y))

です。

多くの方が算出していますが、たった一回グラッとしただけで矩形面積は大きくなってしまうので、現実問題として評価に使うのはどうかなぁ…と思わなくも無いです。この辺は、数字を見ながら評価していくことになると思います。

総軌跡長

重心が測定時間内に動いたトータル距離です。

sqrt((Xn-Xn-1)^2+(Yn-Yn-1)^2))

これの総和です。

中心点からのばらつき

個人的には重心動揺性を数値化する思った時に、一番最初に思いついた数字です。ただ、絶対値ではでてこないので、あくまでも変化を見るにとどまります。まっ、治療効果を評価するのであれば、この数字の経時変化を見ていくのでもいいのではないかと思います。

sqrt((average(x1:x1000)-Xn)^2+(average(y1:y1000)-Yn)^2)

これのstdevを採ってみています。

今のところ、この5つの数字を片脚立ち左右の施術前後で採ってみています。

次回は、実際に施術の前後で計測させていただいた方の算出データを紹介したいと思います。まだ出てきた数字に対する評価は全く進んでいませんが、何となく方向性は見えてきている感じです。

今回はここまで…

この記事を書いている人

走尾 潤Body Tuning Labo K7"代表 / Body Tuner

もともとは、富士通系のコンピュータメーカーでハード設計を11年くらいした。

ある時、運動選手のケアがしたくなり、脱サラ、接骨院開業。本格的にケア事業をするために、現在の自費治療院を開設。

今では、世界に挑戦するジュニアテニス選手やプロ選手。3時間を切る、比較的早い市民マラソンランナー、ダンサーや俳優などのケアサポートを行う。


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