同時2点反射テストで施術精度と運動精度が上がってきている

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毎日のように、お客様の身体をよくしようと仕事をしています。

身体をよくするということを考えたときに一番大切なことは、まず身体の状態をしっかりと把握することだと思っています。少しでもたくさんの情報があったほうがより精度の高い治療になります。そこで、すこしでも効果的な情報を得るための取り組みを常時していて、精度を上げようとしています。

一般的に行われるテスト

肉体的に身体を治療する治療院では、いろいろなテストがされていると思います。一般的には、

などが実施されていると思います。治療院によっても違うので、もっとやっているところも全然やっていないところもあります。

ケーセブンで行うテスト

ケーセブンでは一般的なテストを行うこともありますが、最も重視し必ず行うのが反射テストです。身体のテストしたい部分を軽くふわっと押したときに、しっかりと反応をして力を入れることができるかどうかをチェックします。一見、力比べのテスト(MMT)などとも同じように見えますが、検査しているものは全然違います。

反射テストのアップグレード版

新しい試み

いままでは、この反射テストを一か所ずつ行っていました。

「力比べします~」

といって、一か所だけを押して、抵抗してもらうというもの。今ではこれを、場所によってはですが、二か所同時に行うようになってきました。特に、動きとして関連性のある部分を二か所同時に行います。

例えば「歩く」という動きを考えたときに、多くの人は右腕を前に振り出すときには左脚も前に振り出しますよね。なので、右手を前に振り出す力と左足を前に振り出す力を同時にテストします。

すると、手だけならOK、脚だけでもOKの人が、同時テストではどちらかがダメということが頻繁に起きます。

同時テストのメカニズム仮説

どうしてこういうことが起きるのか。そして、このテストをすると身体は変わるのか。

身体を動かすとき、ほとんどは無意識で行われます。例えば、箸を使ってご飯を食べる時、どの筋肉をどれだけ動かすとか考える人はいません。ところが、一か所だけテストをしようとすると、そこに「抵抗しよう」という意識が介入します。この意識介入の影響は結構大きいです。

そこで、2点同時テストにすると、この意識介入をかなり防げます。やってみるとわかりますけど、一か所だけ力比べをするのと二か所同時にテストをするのでは感覚がまったく違います。受け手は、難しさすら感じると思います。

この二か所同時テストでも力がきちっと入るようになるということは、無意識下でも力を発揮できるということ。つまり反射がきちっと起こることを意味していると考えています。

実際に上に示した手と反対側の脚でテストし反応がしっかりできるようにすると、ものすごくスムースに身体が動くような感じになるといわれます。

現状を含む今までの評価方法の問題点

冒頭に書いたように、状況把握度が上がれば上がるほど身体が良くなっていく可能性があります。

ところが、いろいろな人の話を聞くと、治療院や先生によってはほとんど評価しない場合もあるようです。

お医者さんで、ホンの瞬間的にチラ見しただけで注射のオーダーしたり、訴えを聞いただけでマッサージに入ったり。とってもよく聞きます。

筋力テストなどをする場合聞きます。あまりないけど、ちゃんと評価をするっていいですね。ただ、筋肉テストや足の長さのチェックだけだと、身体は全身で運動をしているという視点が欠けているようにも思います。

結果、なかなか治療効果が上がってこないということも聞きますね。

将来的にはどうなっていくのか

頭の中では、いろいろな筋肉をどのタイミングでどれだけ動かしていくのかがきちっとプログラムされている感じです。これがバグって(狂って)きたとき、痛みや違和感が出てきます。なので、運動全体でのテストが必要になってくるでしょう。

ケーセブンでも多少の連動性のテストは始めていて、例えばラケット系の競技者のラケットを振るときに反対側の肩が開くという現象を抑えるのは、ラケットを振るために動く場所と肩が開かないようにする場所に対して同時反射テストを行っていきます。

肩の開きとかは、経験的にこの辺のトラブルのことが多いです。選手にたくさん練習させれば多少改善はするかもしれませんが、時間ばかりかかって大変です。

まとめ

と、いろいろ書きましたが、ケーセブンでもようやく取り組み始めたところで、まだまだわからないことだらけです。現象としてはその場でスパッと改善するので、もっとシステム化していこうとしています。

なかなか改善しない動いた時の痛みがある方は、一度みせていただければ幸いです。

参考

脳は同時に二つ以上のことはできない、が記述されている本。

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日本放送出版協会
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この記事を書いている人

走尾 潤Body Tuning Labo K7"代表 / Body Tuner
K7“代表の走尾(はしお)です。
工学部を出て、富士通系コンピュータメーカーで回路設計を11年以上経験してから人の身体の業界に入ってきました。
今の仕事も四捨五入して20年に入ってきて、かなりレベルが高くなってきています。
コンピュータ業界で培った考え方、アルゴリズムを人の身体を良くする手法に取り入れ、大きな成果を上げています。また、常に手法の修正を行っており、進化する施術を提供しています。
お客さまにはアスリート、ダンサー、職人さん、芸術系の方が多いです。
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