ジュニアアスリートのカラダメンテナンス講座やりました

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先週末の土曜日、「ジュニアアスリートのカラダメンテナンス」というタイトルで子供がスポーツをしている保護者の方を対象に、キネシオテーピングを主体とした身体のケアについての講座を開催しました。

今回は、独自開催ではなく、「キタガク 【市民大学きたもと学苑】」という北本市が主催する市民講座の一プログラムです。市が後援・広報してくださるのと、参加費用がとても安いのが特徴です。市外の方の参加もOKです。(今回、桶川市からの参加あり)

この講座は2日開催で、1日目が栄養の話、2日目が身体のケアの話でテーピング実技付です。1日目は栄養士が、2日目は僕が担当。ここでは、僕が担当の2日目の話について書いていきます。

保護者には子供のスポーツ活動に何ができるのか?

さて、スポーツをされているお子さんをお持ちの保護者の方は、お子様のスポーツ活動に関して、どんなことを期待されているでしょうか。普段クライアントさんとしてみせて頂いている方々の感じから考えてみると、

「怪我をせず・継続的に活動し・結果を出して欲しい」

ではないでしょうか。違う方もあるかと思いますが、大抵はこんな感じでしょう。なので、この考え方をベースにお話ししました。

まず、保護者の方にお子様のスポーツ活動の何がサポートできるのか。

ざっくり言ってしまうと「環境作り」がほとんどで、テーピングなどの実際のケアに関してはできることはあまりないと考えています。

環境作りというのは、

  • 送り迎え
  • 良質な栄養供給
  • 体調管理(トラブルがあれば、管理・通院)

などです。

トラブルのメカニズムとケアできること

実際のケアに関して、保護者の方ができる範囲を理解するには、その区分けを知っておくことが必要です。以下の図をご参照ください。

少し解説をすると、ほとんどの人は、身体に癖や特性のようなものを持っていて、重心が左右や前後にずれていたり、両方だったりします。まっ、普段周りを見回してみても、多少傾きがあったり左右の動き具合が違ったりとか、そういう方は普通にいらっしゃいますよね。

そういう癖や特性がある(1)場合、身体は完璧に動いているとは言いがたく、どこかしら鈍い動きをしています。そういう場合に、運動をしてぶつかるなどの外力や、疲労が加わる(2)と怪我や障害(3)につながります。

このことから、何らかの癖を持っていても、あまり運動をせず外力が掛かからなかったり疲れなければ障害は起きにくいということ。

また、癖などが現れないようにしっかりとケアをされていれば、多少の外力や疲労があっても障害・怪我には繋がりにくいということです。事前の予防的なケアがとても大事だし、そこは保護者の方が誰よりも密度濃く出来る部分でもあります。

運悪く、実際に怪我をしてしまった後、保護者の方にできることと言えば、しっかり休みを取らせ、治療に専念させること(環境作り)しかありません。怪我をした後の処置に関してはプロの手が必要です。

今回の講座でのテーピング実技

そこで、保護者の方にできる身体のケアは(1)の癖や特性などを少しでも減らすという部分。まだ壊れていない状態であれば、部位を選べば誰でにもケアが出来ます。

今回の講座でも、この部分に関してのみテーピングの実技をさせていただきました。実習した部位的に言えば、

  • 足首

です。その他の部位も予定はしていましたが、今回は時間が短かったために特に重要な上記3点を体験・実習していただきました。

通常、プロがクライアントさんにテーピングをする場合には、しっかりと評価(テスト)をして、「悪いところ」を探しながら施術していきます。この評価をしっかりするのでプロならではの効果が得られるわけで、評価ができない一般の方々のテーピングは、その分(かなり)効きが落ちます。

ただ、経験上、「ここは評価なしに貼ってもほぼ間違いなく効果が出てしかも身体にとって重要度が高い」という部分もあります。今回実習したテーピングはそういうものです。なので、ただ教わって闇雲に貼っても、それなりに効きます。

なので、このテーピングを覚えていただき、日頃から子供たちに貼っていただけば、怪我のリスクも減りまたパフォーマンスもそれなりに得られるということです。これでも怪我をしてしまえば、その時にはプロの手を借りましょう、ということなのです。

今回の講座は栄養の話もあったので、参加者の中には栄養の話を主目的にされていた方もいらっしゃったのですが、テーピングに関しても実際に体験してみて、興味を持って頂けたようです。

スポーツをしている子供たちは沢山います。でも、ただ一生懸命練習していて、痛みや故障があっても休めないという話もよく聞きます。本来、故障をしたら休むべきだとは思いますが、なかなか休めないのであれば、少しでも壊れてしまうリスクを減らすべきでしょう。

安全に、休むことなく活動をして、そして結果が出る。それには、周りの大人達の的確なサポートが必要です。まだまだ正しい情報が浸透しきれていない場面も多く感じられます。今回のような講座を通して、保護者の方が予防的なケアを身につけ、子供たちが少しでも楽しく安全に活動できるようになれば嬉しいです。

このような講座をこれからもちょこちょこと開催していきたいと思っていますので、ご興味のある方には会場でお会いできることを楽しみにしています。

この記事を書いている人

走尾 潤Body Tuning Labo K7"代表 / Body Tuner

もともとは、富士通系のコンピュータメーカーでハード設計を11年くらいした。

ある時、運動選手のケアがしたくなり、脱サラ、接骨院開業。本格的にケア事業をするために、現在の自費治療院を開設。

今では、世界に挑戦するジュニアテニス選手やプロ選手。3時間を切る、比較的早い市民マラソンランナー、ダンサーや俳優などのケアサポートを行う。


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