治療用に使うテーピングテープには、いろいろな種類があります。
細かく見ていくと膨大な情報量になりますので、ここでは使用目的でキネシオテープとは一体どんなものなのかを解説します。
テーピングテープの使用目的
テープの使用目的は大雑把に二つにわけられます。
- 固定
- 動かす
正反対な感じですね。
テーピングテープ(ホワイトテープとかコットンテープと呼ばれる)はもともとはアメリカから入ってきたもので、その使用目的はほぼ「関節の固定(保護)」でした。
それに対して、キネシオテープは「身体を動かす」ために使います。全く発想が逆です。そのため、キネシオテープを身体に貼っても身体の動き具合が制限されることはありません。更にプロが貼った場合には「貼ってある感」が殆ど無い場合が多いです。
どちらも最終目的は身体の保護で同じゴールを目指しますが、ルートが違うということです。
今現在の世の中的なテープのシェアは、固定目的の従来型のテープの利用率のほうがキネシオテープよりも高いです。
| 使用目的 | 効き方 | コスト | |
|---|---|---|---|
| 従来型テープ | 固定 | 外力固定 | 安い |
| キネシオテープ | 動かす | 神経系 | 高い |
学校教育でも、正確に調べたわけではありませんがキネシオテープよりも固定用のテープの方が授業が多いでしょう。コストも安いし、使える先生は多いと思われます。