キネシオテープをより効果的に使いたいと思う人へ

ケーセブン代表で、柔道整復師の走尾潤です。

大学は工学部を出て、社会人最初の仕事はコンピュータメーカーでのハードウェア設計でした。10年ちょっとの時間をその仕事で過ごし、あるときアスリートの身体のメンテナンスをしようと方向変換をして今に至ります。

方向変換の最初は、一般の学生に交じり入試を突破し接骨院の先生になるための専門学校に通いました。それとほぼ同時期に、キネシオテープの講習会にも通い始めました。

時すでに20年以上の時間がたち、いまでは僕のキネシオテープの使用頻度は、ほかの材料に取って代わられだいぶ減りました。それでもかなり自由自在な感じで使えるので、ちょこちょこと使っています。

キネシオテーピングスタンド

一時は、キネシオテープの指導員資格を取得し、キネシオテーピングを始めたいとかうまくなりたい人たちに教えることをしていました。なので、そこそこの数の人を教えた経験値はあります。

さて、いまでは公には人様にテーピングを教えることはありません。でも、お客さまにポイント的なことをお教えすることはちょくちょくあります。また、僕とは直接関係ない人が使っているのを見かけることもあります。

そんな人たちを見かける時に、「もっとこうすれば効くのに」とか「それだと悪影響になる可能性があるよ」ということもあり他人事ながらハラハラします。

そこで、少し前振りが長くなりましたが、「絶対的にやっちゃいけないキネシオテーピング」、「こうしたらもっと効くよ」というキネシオテーピングのtipsにようなものを書いてみたいと思います。

この手の記事は僕自身が時々書いていたり、あちこちでテーピングの上手な先生方が書いているとも思いますので、「またか」って方も多いと思います。復習がてらな方、面倒ならここでさようならという方、それぞれ進んでいただければ幸いです。

やらないほうがいいこと

いろいろな本や、誰かお友達に貼り方の基本とか聞いたことがあると思いますが、ちゃんと専門家に聞いておかないと勘違いしていたり、聞き落としていたりすることもあると思います。こんなことはやらないほうがいいですよ、という話。

まず絶対やらないほうがいい

テープを強く引っ張って貼ること

キネシオテープには伸縮性があります。この伸縮性で効果をだすともいわれているので、貼るときの引っ張り具合はとても大切です。

結論からいえば、テープを貼ったときに、その長さとはがした台紙の長さが一致すればOKです。たいていは、テープを引っ張りすぎていると思います。この場合、効果が出ないどころか身体の動き具合を悪化させる場合があるのでかなりの注意が必要です。

逆に、全く引っ張らないで貼ると、それはそれで効果が出ない場合があります。キネシオテープは裏紙が貼ってある状態で、微妙に引き延ばされています。それくらいの引き具合で貼るのがいいということです。

KT

感覚的には、「たるみをとって貼る」感じです。

全く引っ張らないで貼った場合に効果が出ないことはありますが、悪影響になることはあまりないので、引っ張りすぎるよりはマシです。

なるべくならやらないほうがいい

筋肉が動く方向に対して直交して貼ること

やらない方がいいキネシオテーピング例

キネシオテープをかじったことがある人は、「キネシオテープは筋肉に沿って貼る」とか聞いたことがあると思います。ということは、逆にいうと「筋肉の沿った方向に直交するようには貼らない」ということになります。

身体の中には構造として直交している筋肉もあるので、この条件は絶対ではないです。が、しかし、意識をしておいた方がいいと思います。場合によっては悪影響を出す場合があるということで、「テープを貼ったら悪化した」ときにはこれが原因の場合もあります。

「じゃ、筋肉を知らなきゃどうしたらいいんだ!」という方もいらっしゃると思います。その場合は、下の方で書きます。

やらないほうがいいのまとめ

キネシオテーピングの上級者やプロは、ここに書いた「やらないほうがいい」テーピングをあえてすることはあります。でも、そこまで行きついていない、この記事が役立ちそうな方は、「やらないほうがいい」を守っていただいたほうが無難です。

こう考えるともっと効くかもよ

上に書いた「なるべくやらないほうがいい」の逆バージョンです。

多くの人は、「キネシオテープは筋肉に沿って貼る」ということを習い、さらに筋肉までも勉強します。でも、場合によっては筋肉に沿らないで貼ったほうが効く場合があります。また、「筋肉は勉強してないから知らない」という方でも貼って効果があったらいいですよね。

そこで、「筋肉に沿って貼る」とか「筋肉を知らなければ貼れない」という考え方を変えてみましょう。

どうするかというと、「動き」に沿って貼ると考え方をしましょう。少し別の表現をすれば、

「動かしたときにできる皺に直交して貼る」

です。これなら筋肉を知らなくても貼れるし、貼る場所が広がります。僕自身はこの考え方でテープを貼ります。

人の身体が動くとき、たった一つの筋肉で動作が作られていることはなく、たくさんの筋肉が力を出し合って一つの動作を作り上げます。僕は、このたくさんの筋肉が力を出し合って作られた動作に対して貼るということをしています。

慣れるまでは難しいかもしれませんが、なんとなく頭に置いておいてもらうといいと思います。

まとめ

キネシオテープは、世の中的な普及率はまだまだです。でも、開発から40年近くたち、世界的にみて利用者は増えていると思います。

しかしながら、上手に使う・しっかり効かせるということに関しては、あまり伸びていない気がします。たくさんの書籍が出ているので、中途半端に覚えてしまうこともあるのでしょう。

上手に使えば、瞬間的に身体は大きく変化します。「効く気がする」という程度にはならないはず。それだけ効果を出せる可能性を秘めているので、是非中途半端な知識でなく、基本的なところを抑えて使っていただけたら嬉しいです。

うまくなってくださいね。

この記事を書いた人

Body Tuning Labo K7”代表。
人の身体、特に上昇志向の強いアスリートの動き具合を調整していくのが一番得意。
ほぼ100%の人が「自分の身体はちゃんと動いている」と思っているので、もっといい世界があることをお知らせしたい。
元コンピューターハードウェア設計エンジニア。たぶん、異色の転職組で人の身体を見ていくフローも違う。そのため、違う結果が得られるはず。
そういった世界を経験してきているので、根性と気合ですべてをこなそうとするのは苦手。

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