バイク教習の卒業検定のために、セルフテーピングした話

日常業務的に、人の身体、特にアスリートの身体のメンテナンスをしています。

が、しかし、人の身体はメンテしても、なかなか自分の身体はメンテできないのが現実で、実はぼろぼろの身体で働いていたりします。

自分の身体がメンテできない理由としては、こんな感じで三つぐらいあります

  • 自分で自分にテストができない
  • 自分の身体は自分からは良く見えない
  • 手順が面倒

要は、自分で自分にやるのは、いろいろと面倒臭いんです。セルフケアを勧める立場としては、良くないですね。

そんな施術者ではありますが、先日自分自身にテーピングをする機会がありましたので、どんな感じでやったのか紹介します。

これはあくまでもプロがやる施術ではあるので、皆さんが同じように出来るものではありません。ただ、セルフケアはこんな感じでやっていくんだと知っていただけたら幸いです。

何のためにセルフケアをしたのか

私事ではありますが、先日大型自動二輪の教習を受けて来ました。

教習には卒業検定が付き物です。当然、僕も卒業検定を受けました。今までの自分自身の経験上、こういったもので緊張をするとは思っていませんでした。しかし、なぜか今回はめちゃくちゃ緊張しました。

卒業検定直前の最後の教習でさえ緊張していたので、これはやばいと思い、本番では少しでも身体が動くようにしておくことにしました。

自分でできる範囲はたかが知れています。でも、何もしないよりははるかにマシということで、セルフケアとして自分の身体調整をしました。

何を狙って調整するか

アスリートの人達をメンテナンスする時には、競技ごとにある程度の目的があります、全般的には身体が軽く、自由自在に使えるようにすることです。今回の、僕自身も自分で自分の身体を自由自在に使えることを目指し調整することにしました。

ちょっと話しがずれますが、ほとんどの人、99%以上といっても過言ではないくらいほとんどの人が、自分の身体は自由自在にきちんと使えると思っています。でも、そんなことないです。毎日のルーティン的な作業ならともかく、正確に動きのチェックをすると、まずほとんどの人が自由自在に自分の身体を動かすから程遠い状態にあります。

閑話休題。

今回はオートバイの操作のために身体を調整します。大事なことは左右のバランスをきちっととること、それとオートバイ操作では特に大切な下半身の動きをきちっと出すこと、です。

また緊張をすると、呼吸が浅くなりがちです。呼吸をきちっと柔らかく深くできるように調整することも重要です。まぁ、なぜだから理由ははっきりとわかっていませんが、呼吸の調整をすると、呼吸が楽になるのはもちろん、左右のバランスもちゃんと取れます。

なので、呼吸の調整はどんな場合にでも、ほぼ必須といっても間違いではありません。

実際にやったこと

自分で自分に調整をする時には、お客様の身体への施術時と違い、できる範囲が非常に狭いです。それは、自分で見えるところ、手が届くところが狭いためです。背中や身体の後ろ側はほとんど施術することができません。

ただし、今回の施術で特に重要なのが、

  • 呼吸
  • 足回り
    • 足の裏
    • 脛(すね)
    • 足首
  • 手首
  • 左右バランス

です。

この範囲であれば、自分でできるところが比較的多いです。身体の後ろ側が多いと、自分でやるのはかなり苦しいです。ただ、今回の調整は比較的前側で済むので、かなりいけそう。

それぞれに、どんなことをやったのか、公開できる範囲でお見せします。

呼吸の調整

呼吸の調整は鏡の前に立ち、自分でゆっくり大きめに呼吸をし、その様子を自分で見ながら、鏡越しにシールを貼っていきます。

これは普段から時々やっていることでもあって、それほど大変なことではありません。ただ、お客様にする時には前方だけでなく右側左側からも見てやりますので、セルフケアでの精度はお客様への施術ほど高くはなりません。

足回りへのキネシオテーピング

バイク乗車時はシートに座っている状態です。が、ステップに足をかけ(乗せ)、膝でタンクを挟みバイクをコントロールしていきます。このステップへの体重のかけ方やタンクを挟む操作は物凄く大切といわれています。

実際に自分での操作した感覚でも、身体の調整、特に下半身を調整しておくと切れが良くなります。細かく左右にバイクを動かす時(スラローム)なども切れが良くなり、細かくてスムーズに動くようになります。

では、足回りへのテーピングを見ていきましょう。

足の裏

足の裏は、ステップと接するとても大切なところです。あまり動きがないように思う方もいらっしゃるとは思いますが、想像以上に大切です。きちっとステップに操作力を伝えるためにも重要なんです。でも、テーピング自体は簡単です。

脛(すね)

脛にある筋肉は、足首を越えて足部にまでつながっています。そのため、脛の筋肉の働き具合は、足首の動きに大きく影響を与えます。足首の動きは、ギアチェンジやブレーキ操作の質に直結します。そのため、正確かつスムースに動くことを目指します。

足首

最近自分の中でわかってきたことで、足首前面はとても不思議な働きを持っています。細かくはここでは省きますが、足首前面に軽い刺激を与えると、上半身の動きまで精度が上がることがわかってきています。個人的にはものすごくお勧めなテーピングです。

ただ、実感があまりないので、なかなか信用してもらえないというか使ってもらえないんですよね…。簡単で効果大なのに。

足首前面の黒いテープ

手首

手首は誰でもイメージできると思います。ハンドルを握りますし、右手はアクセル、左手はクラッチを操作します。

どちらも右手も左手も握るか離すかではなく、微妙なコントロールが必要です。そのため、正確に操作できることが重要です。軽く動くようにしておくとメリットが大きいです。そのためには、まず手首が正確に動いている必要があります。

手首へのキネシオテーピング

脇腹(左右バランス)

脇腹へのテーピングは、動いたときの重心の左右差をかなり減らしてくれます。なので、これも重要。

僕自身は、右側にずれていくタイプなので、右側にテーピングしました。このテーピングは10年以上前にとある大きな勉強会でパネル発表をしたことがあります、左右の重心のずれを元に戻すテーピングにはこの他にもあります。でも、これが一番手軽で簡単です。

このテーピングも、個人的にはものすごくオススメです。

上手く見せるように撮影できなかったので、模型モデルで

まとめ

こんな感じで大型自動二輪の卒業検定に向けて、自分の身体にテーピングでメンテナンスをしました。

結果は合格。無事、免許証をもらえました。

卒業検定直前に自分でセルフケアをした、それが合格の大きな要因というつもりはありません。それなりに練習もしたし、イメージトレーニングもたくさんしました。

ただ、ここぞという時に不安を潰しておくのはとても重要だと思います。たくさん練習してもイメージトレーニングをしても当日身体が動かなければ、緊張はより高まっていきます。そうならないためにも、消せる不安は全て消しておいた方がいいと、今回は特に思いました。

身体を使うことを生業としている方、生業としていきたい方、スポーツで試合に勝ちたい記録を出したい、そんな方は定期的なメンテナンスをして、いつでも最高のパフォーマンスが発揮できるようにしておけたら素敵です。

おまけ的に

ケーセブンのスタッフが、セルフケアのためのテーピング本を出版しています。今回のテーピングのうち手首の物は紹介されています。どちらかというと、40代以降の女性向けの本なので、微妙に目的が違ったりしますが、人の身体を良くしていくという意味では共通なので、興味を持っていただいた方は手に取っていただけますと幸いです。

なお、弱小著者なので、まだ本が本屋さんに並ぶまではいかず、アマゾンでの販売のみ起こっています。よろしくお願いします。

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この記事を書いた人

Body Tuning Labo K7”代表。
人の身体、特に上昇志向の強いアスリートの動き具合を調整していくのが一番得意。
ほぼ100%の人が「自分の身体はちゃんと動いている」と思っているので、もっといい世界があることをお知らせしたい。
元コンピューターハードウェア設計エンジニア。たぶん、異色の転職組で人の身体を見ていくフローも違う。そのため、違う結果が得られるはず。
そういった世界を経験してきているので、根性と気合ですべてをこなそうとするのは苦手。

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