手首へのキネシオテーピングでスポーツパフォーマンス向上!ラケット系競技者必見

「握り」のあるスポーツ、テニス、バドミントン、卓球などのラケット系競技や剣道、ゴルフ、野球などの競技をされているスポーツ選手にとって、手首のケアは非常に重要です。該当する選手の想像以上に大切なのです。

厄介なのは、握りの弱さがなかなか本人に自覚されないこと。自覚できないのだから、問題があるとはこれっぽっちも思わずにプレーを継続しています。しかし実態として握りが弱くなっているので、当然、プレーの精度は甘くなり、本来持っているパフォーマンスが発揮されていないのです。

ラケット系競技者の手首へのテーピング

前述のように、ラケット系の競技をされている方々、特にテニス、バドミントン、卓球などの選手にとって、手首のケアは非常に重要です。手首の痛みや握りの弱さは、プレーに大きな影響を及ぼします。

この記事では、プロトレーナーによる手首へのテーピングアプローチで本人が気づかない「握りの弱さ」を解決した事例を紹介します。

こんな人におすすめ

  • ラケットやバット、クラブ、竹刀などの道具を「握って」するスポーツの選手
  • 日常的に物を握ることが多い仕事や生活をされている方

こんな症状に効果的

  • 痛みはないけどどうも球筋が安定しない」などのプレーの質に疑問を持たれている方
  • 特に握る系のスポーツをされていて「なんとなく手首や肘に痛みがある方
ラケットを使う競技風景-テニス

この記事が書かれた背景

ある日曜日、K7″でサポートをしていたテニス選手たちの練習会場に行き、練習の様子を眺めていました。すると、毎月メンテナンスをしている中学3年生で全国レベルの選手がやってきて、

最近、練習でも試合でも最初のうちは、ボールを打っても方向が定まらず、ホームランになることも多い。何とかならないか?

と訴えてきました。

ひと通り身体全体の状態をチェックし、実際のプレーも見てみました。すると、スイング時にラケット面がどうも不安定で波打っている感じ。これだと、確かに球筋は安定しないはず。

そこで、手首周りのチェックをすると、原因らしきものが出てきました。

「手首が緩い感じで、しっかりとラケットが握れていない」と僕は評価をしました。

対策として、手首をきちっと締めるキネシオテーピングをすると、本人曰く「全く症状が出なくなった」とのこと。無事解決です。

いろんなスポーツを見ていて、感覚的に今回と同じようなトラブルはかなりありそうです。特に、ラケットを握るテニス、バドミントン、卓球、ラケットボール、スカッシュ、etc…。もしかすると、ゴルフとか剣道、野球(ボール、バット)、フェンシングなんかにも起きているかもしれませんね。

対策のテーピング案

そこで、こういった道具を握る競技の方にお勧めのキネシオテーピングを紹介します。

テーピングをするのは簡単だし、費用もそれ程かからないし、自分でできるし、上手くいかなければ止めればいいだけなので、是非一度試してみてください。なんの症状も感じていなくても試してみるのもありです。パフォーマンスが上がるかもしれません。

狙うところ

手首近辺の握りをしっかりさせるために働いている筋肉を狙います。

上の写真のように肘と手の間には骨が2本入っています。この2本をしっかりと締め付ける役目をしている筋肉があって、その働きが落ちてくると握りが甘くなります。結構自分気づけないもので、自覚症状がほぼないです。球筋に不満があったり、握りになんとなくリキミ感を感じたら、試しにテーピングしてみるというのがおすすめです。

で、写真の2本の骨の手の平側手首寄り、上側の骨の青いところと下側の骨の赤いところを結ぶ筋肉があって、それを狙います。黄色い梯子上の線のところです。

テーピングの方法と注意点

テーピング方法は、文字で書くとわかりにくいので動画にしました。

注意事項として、テープを貼るときに強めに引っ張ってしまうと効きが悪くなるどころか握りが悪化することがあります。ただ置くくらいか、たるみが出ない程度の引っ張り具合で貼ることが大切です。

最後に。いろいろテーピングはあるけど…

ちなみに、コットンテープ(伸び縮みしないテープ)を手首に巻かれている方を沢山お見かけします。

コットンテープを巻いた場合の身体の変化を評価したことがありますが、あまりいい結果はでませんでした。もしかしたら特殊な巻き方があるのかもしれませんが、専門家でもないスポーツ選手たちがそれをきちっとできているとは思えないです。なので、個人的にはコットンテープをぐるぐる巻くのはお勧めしないです。

今回紹介しているテーピングは、それとは効き方が全く違うので、こちらも試して欲しいです。手前味噌ではありますが、こちらのほうが圧倒的に効果があります。(使っている人はあまりいないけど)

競技スポーツは、レクリエーションスポーツと違って、相手に勝つためにするスポーツ。そのためには、見た目とか雰囲気じゃなくて、実際に身体のパフォーマンスが上がることを追求すべきだと、ケーセブンでは思っています。

もしかしたら、「俺(私)の身体はもっとパフォーマンス出るんじゃないか?」と思われている方がいらっしゃいました、ぜひ一度ケーセブンへお電話を。お待ちしております。

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この記事を書いた人

Body Tuning Labo K7”代表の走尾(はしお)です。
人の身体、特に上昇志向の強いアスリートの動き具合を調整していくのが一番得意。
ほぼ100%の人が「自分の身体はちゃんと動いている」と思っているので、もっといい世界があることをお知らせしたい。
元コンピューターハードウェア設計エンジニア。たぶん、異色の転職組で人の身体への接し方が違います。それが結果の違いも生みます。

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