「足のつり」漢方薬はもう要らない、プロトレーナー推奨のテーピングで効果とパフォーマンスを得る!

スポーツ整体ケーセブン代表、柔道整復師のはしおです。競技者の「勝てる身体」「タイムが出る身体」をつくることを専門に、パフォーマンス向上を最重要テーマとして取り組んでいます。これまで、国体など全国大会レベルの競技に帯同実績がありますし、ボディメンテナンスを通じて選手を支えてきました。

そんなスポーツ現場に深く関わる中で、「それ、逆効果では…?」と感じる場面にもしばしば遭遇します。今回は、実際にあった“つり(痙攣)対策”の一例を紹介しながら、より効果的なアプローチについてお話しします。

攣り防止で筋弛緩作用のある漢方薬を使うってどうなの?

足が攣るのって、本当に嫌ですよね。日常生活でも困りますが、スポーツ中となると致命的。だからこそ、何とかして防ぎたいという気持ちはよくわかります。

だからだと思うのですが、とある漢方薬を飲むっていう話をランナー業界やテニス業界でよく聞きます。

攣る(つる)のを防ぐために漢方薬を飲む、といえばピンときた人もたくさんいるはず。業界的にはかなり一般的になっているそうです。そうです、あれ。

ツムラ 芍薬甘草湯(68番)

たしかに、お医者さんでも結構な即効性があって、攣った時に勧める方もいらっしゃいます。ただ、スポーツ中にというのはどうなのかなぁって。

個人的には競技の時に使うのは反対です。僕がサポートに入ったら、飲むのは否定。どうしてもっていわれたら好きにすればいいと思いますが、基本的には否定です。

まずは、客観的な視点からこの漢方薬の作用と、アスリートが使うことの是非について整理してみましょう。AIに簡単に解説してもらいます。

芍薬甘草湯は、急な筋肉の痙攣に即効性がある漢方薬です。その効果は、成分のグリチルリチンとペオニフロリンによる筋弛緩作用であると科学的に分析されています。しかし、グリチルリチンの過剰摂取は、偽アルドステロン症を引き起こす危険性があり、脱力感や筋力低下につながる可能性があります。アスリートが安易に多用することについては、メリットとデメリットを比較し、より安全で効果的な方法を検討することが重要だと考えます。

僕が気になるのは、筋弛緩作用というところ。偽アルドステロン症を引き起こす危険性というのも気にはなりますが、まずは筋弛緩作用です。競技をするのに筋肉を弛緩させちゃうなんて…、という感じです。

競技は、「技を競う」と書きますよね。つまりは勝ち負けがある。そこにエントリーしている人が筋弛緩作用を求めるのは矛盾に感じるんですよね。

また、個人的にはもっと瞬間的・効果的に痙攣予防する手段を持っているので、わざわざパフォーマンスが下がることをしなくてもいいのに、と思うわけです。

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「できること」はなんでもしよう、けど無条件じゃない

競技には相手がいて、そこに参加する以上「負けたくない」と思うのは当然のこと。だからこそ、多くの人の眼の色が変わるのも、よくわかります。

勝ちたいなら、強く・上手くなる必要があります。そのために、できることは何でも試してほしいと思っています。

僕は仕事として身体のメンテナンスをしているので、みなさんにご自身の身体のメンテは最低限してほしいと思います。でも、実際にはしない人の方が多いですよね…、それが現実。

でもね、メンテはしなくて薬は飲んじゃうんですよ。もちろん、「できることは何でもやってほしい」という気持ちはあるのですが、そこには一つ条件があります。

ある程度は、その仕組みを理解してから。

なぜなら、場合によっては危険を伴うこともあるからです。

「いくら飲んでもいい」って本当に?

先日、ちょっと驚くような話を耳にしました。

とある競技の指導者講習会で、講師の先生が受講生の指導者たちにいったこと。

ツムラ 芍薬甘草湯(68)は漢方薬だからいくら飲んでもいい

えっ、いくら飲んでもいい!?

この話を僕に教えてくれた人も驚いていましたが、また聞きの僕も正直驚きました。冒頭でも触れましたが、芍薬甘草湯はマラソン業界やテニス業界などで広く使われていると聞きます。でも、なぜそんな使い方をするんだろう…、と疑問に感じます。

参考までに、医師が「痙攣したときに飲むのはOK」として紹介している記事があります。ただし、競技中の使用については言及されていないこと、そして摂取量に関する注意が明記されていることには気をつける必要があります。

また、その記事では「予防として使え」とは書かれていません。あくまで「起きたときのために持っていてもいいよね」というスタンスです。

こむら返りに、漢方薬の芍薬甘草湯?って大丈夫? | 町田市医師会
身近な医療情報こむら返りに、漢方薬の芍薬甘草湯?って大丈夫? 結論から言いますと、問題ありません、正解です。足のこむら返りや、手指の攣(つ)った状態に芍薬甘草湯は短時間で効果を発揮します。なんと効果発現時間で平均6分と言われています。西洋薬...

ドーピングにも気をつけましょう

おそらく、ドーピング検査の対象になるようなレベルの選手であれば、こういった使い方はしないと思います。トレーナーやドクターがしっかり管理しているはずですし、意識も高いでしょう。

とはいえ、指導者講習会で「いくら飲んでもいい」と教える講師がいるくらいですから…、油断できないのも事実です。

ちなみに、ツムラの芍薬甘草湯(68番)は、現時点ではドーピング対象外とされています。おそらく今後も大丈夫だとは思いますが、ドーピングの基準は年によって変更されることがあるため、注意は必要。

もし、ドーピング検査の可能性がある選手が使用を検討する場合は、最新の禁止物質リストを確認することを強くおすすめします。

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漢方薬以外の自分でできる対策法は?

ケーセブンにサポート依頼をしてください!

というのはさておき、ケーセブンでの対応なら、キネシオテーピングを使います。

もちろん、これは僕のやり方の一例であって、世の中には他の方法もたくさんあると思います。ただ、僕自身が現場で使っていて、これ一択と思っている方法です。

その貼り方については、以前詳しく記事にまとめていますので、ぜひ参考にしてみてください。

【キネシオテーピング】ふくらはぎが攣りそうなときに瞬間的に予防するキネシオテープの貼り方 | キネシオテーピング初心者のための情報館
ふくらはぎが攣(つ)る人って、たくさんいます。こむら返りともいいますね。スポーツ選手が運動中に攣る場合もあるし、少々年齢が高くなった方が寝ている間に攣って目が覚めてしまうというのもよく聞く話です。攣る原因ってたくさんあって、簡単に特定するこ...

ぶっちゃけ、これかなり効きます。攣りそうだなって気配が出たときにこのテープを貼ると、貼った瞬間にその違和感は消えます。気持ち悪いくらいきれいに消えます。まぁ、上手く貼れればということではありますけど。

あと、よく攣っちゃうという人は予防的に貼っておくのもありです。副作用で怖いことになる心配はないので、どんどん試してみてください。

漢方薬で筋出力を低下させるより、テープできちんと身体を機能させたうえで違和感が出なくなる方が道理にもあっているのでお勧めです。

マグネシウム不足が原因かも?サプリで手軽に対策を

あと、頻繁に足が攣る人は、マグネシウム不足が関係している可能性があります。

実際、厚生労働省の調査によれば、日本人のマグネシウム摂取量は平均的に不足傾向にあるとされています。特に、年齢が上がるにつれて体内のマグネシウム量は減少しやすく、それが痙攣の引き金になることも。

そこでおすすめなのが、マグネシウムのサプリメントです。漢方薬を服用していた方であれば、同じように習慣として取り入れやすいはずです。

このサプリは、カルシウムとマグネシウムを理想的な2:1のバランスで配合しており、骨や筋肉の働きをサポートする設計になっています。副作用の心配も少なく、「攣りやすい体質」の改善に効果が出る可能性は高いです。

もちろん、すべての人に当てはまるわけではありませんが、「まずは試してみる」価値は十分にある選択肢だと思います。

僕もだいぶ歳をとってきて、だいぶ攣るようになりました。自転車に乗ると足の指が攣ったり、バイクに乗るとまたがるときに太ももが攣ったり。なので、忘れない限り毎日飲んでますね。

完全に攣らなくなったわけではないけど、だいぶ減りました。

まとめ

これまで、競技スポーツに取り組む多くの選手たちを見てきました。

「試合に勝ちたい」「いい記録を出したい」という気持ちは、痛いほどよくわかります。ただ、その思いが強すぎるあまり、方向性が少しずれてしまうことも少なくありません。だからこそ、一つひとつの情報に対する理解度を高めることが大切だと感じています。

害のないことなら、どんどん試してみてください。そこから何か新しい発見があるかもしれません。 でも、害の可能性があることは、慎重に。

今回の件もそうですが、医師が「量には気をつけて」と明言しているのは、誰でもアクセスできる公開情報です。マル秘でも裏技でもありません。

だからこそ、「良さそうな情報が入ってきたら、まずは一度立ち止まって理解する」。そして、「効果がありそうだ」と思えたら実行する。 そのワンクッションを入れるだけで、リスクは大きく減らせます。

世の中には「考える前に動け」という主張もありますが、それは状況によって使い分けるべきものです。なんでもかんでも、ではありません。

特に、強くなりたいのであれば、情報を取捨選択する力が必要になります。 そのためには、情報の理解度を高め、優先順位をつける力も鍛えていく必要があります。

ただ頑張るだけでは、強くなれない時代です。

この記事が、みなさんの能力や成績向上に、安全に取り組むためのヒントになれば嬉しいです。

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この記事を書いた人

Body Tuning Labo K7”代表の走尾(はしお)です。
人の身体、特に上昇志向の強いアスリートの動き具合を調整していくのが一番得意。
ほぼ100%の人が「自分の身体はちゃんと動いている」と思っているので、もっといい世界があることをお知らせしたい。
元コンピューターハードウェア設計エンジニア。たぶん、異色の転職組で人の身体への接し方が違います。それが結果の違いも生みます。

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