長い長い10連休のゴールデンウィークが明け元号も令和に変わりましたね。直前まで間の3日間が休みになっていることを知らなかったのは…、ここだけの話です。
さて、連休中に実家に行き、80台後半の父親の身体のメンテナンスをしてきました。その時に思ったことをシェアしたいと思います。
考え方には何の違いもない
普段の多くの施術対象は、エリート目指す小中高のアスリートです。そのため、高齢者の身体の調整をすることは全体の1割もありません。
とはいえ、実際に幅広い年齢層の身体の調整をしてみると、小中学生でも高齢者でも身体を調整するという意味では何も変わりません。
なにかしら起こっている身体の不具合に対し、理由を探り、それに対し改善するような刺激を入れる。そしてその効果を確認して、これ以上はできないところまで追い込みます。
この一連の作業は全く変わらないです。
80台後半の事例
僕の父親は90歳に近くなってきました。しかし、まだまだ元気に仕事もしているし、外も出歩いています。
ただ背中はだいぶ丸くなったし捻れてきてるし、見るからに歳は取ったなと思います。
そこで、このGWに実家に顔を出したので、軽く調整をしました。その結果、非常に軽く歩けるようになったし、安定感も出たということで身内ながら驚いていました。
やったことは、普段、小中高生にやっていることと全く一緒です。
結局は人間なんです
歳をとっていようが若かろうが、身体が捻れてきていたり曲がっているということは、筋出力的に問題があるということ。だから、一つひとつチェックして、キチッと働いていないところは修正する。言葉にすればこれだけのことです。
よく高齢者に「歳だから痛みが出るんだ」という先生方がいらっしゃいます。確かに若者よりも高齢者の方が痛みが出やすいです。ただ、全部を全部歳のせいにされると、いわれた方はどうしようもなくなります。
そして、実際そうでないことも多いです。例えば、右膝だけ痛いおばあちゃんがいました。病院では歳のせいといわれましたが、しかし動きをコントロールしていくと痛み消えます。
つまり、歳のせいではなかったということです。
まとめ
身体に不具合が生じたときに、治っていくことを手助ける立場の人にとって、高い視点から見たら歳をとっていようが、スポーツをしていようが、条件が違えど仕事的には同じです。
よく話を聞いて観察をして検査をして、何が起こっているのかを把握する。それが改善できるように身体を修正していけばいいです。修正のための考え方は誰でもほぼ一緒。うまくいかないことがあれば、それを補うことを考えればいいです。
そのためには経験値は必要だし、常に向上するための意識を持っていなければなりません。だから誰でもができるというつもりはないです。だからこそ、患者さんになる人は、多少なりとも知識を身につけて、自分が身体を預ける人がちゃんとみてくれるのかを見極める目があるといいですね。
世の中にたくさんの情報があふれているので、どれを信じていいのかはよくわからないと思います。でも、だからこそ、もう一歩踏み込んで考える癖をつけたら、きっと世界は広がります。
是非もう一歩、前に進んでみてください。